月別アーカイブ: 2014年11月

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バッグづくりの楽しみ

先週のInspirationで「作ってみたい布小物の筆頭といえば、やはりバッグ」ということで、革持ち手クリップのミニトートをご紹介しましたが、今週も引き続きバッグのお話です。

今週登場するのは、ハンドメイド作家で人気ブロガーのneige+こと猪俣友紀さんの作品です。こちらは冬にぴったりのファーを使ったトートバッグ。
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「底が楕円底になっていて、見た目以上に容量があり、ちょっとしたおでかけに最適。ジャケットなどに使われるニットキルトの素材を使い、さらにファーで季節感を出したことがポイントです♪ 持っていてワクワクするお気に入りのデザインです」(猪俣さん)

おしゃれで可愛いバッグに多くのファンを持つ猪俣さんですが、そのインスピレーションの源は、やっぱり布。

「生地を見てデザインが浮かんだら、もう迷わず布を買います! その場合は買ったらできるだけ記憶が新しいうちに形にするように心がけています」

バッグのデザインが先に浮かんだときは、ささっとスケッチして、そこにどんな生地が合うかを探すこともあるそう。
「言葉で説明するのは難しいのですが、バッグの形がふわ~っと浮かんでくるのです。そのイメージに合った生地を探していても、別の素敵な生地を見つけたら、全く違うものになることもあったり……。ちょっと意外な組み合わせで布を合わせて見たとき、フッと頭に新しいデザインが浮かんでくることもあります」

柄や色だけなく、季節や用途に合わせて素材を吟味するのも楽しい作業だそう。
こちらのポシェットで使った布は、ビニールコーティング。
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「雨に濡れても大丈夫なビニールコーティングの素材で作りました。中身の小分け収納ができるよう、前面にポケットをつけたのもポイントです。平面で作る形に少しタックを加えたことで、ぷっくりと愛らしい形に仕上がりました」

ビニールコーティング布を主役にしたラブリーなトートバッグも。
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「スクエア型のビニコトートは、ワンランク上を目指した作り方で少し高度になりますが、雨の日にお出かけするときに中身が濡れず、さらにバッグ口がファスナーで閉じられます」
これはまさに上級者のテクニックですね!

気に入ったデザインができあがると、いろいろな素材や色で試してみるのもバッグづくりの楽しみだという猪俣さん。とくにマルシェバッグは大のお気に入りだそう。
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「カラー帆布で作るマルシェバッグは、生地の色や形が変わることで表情がどのくらい変わるのかを試した作品です。同じ型紙から少し手を加えただけなのに、こんなにも違いが♪元々の形が可愛いので、どちらになっても嬉しい形になりました。作るのが楽しくなる形です」

猪俣さんが、バッグづくりで一番大切にしていることは、「普段使いしやすい形」。
「そこにプラスしていくのが機能性だったりデザインだったりします。自分が普段使わない、持ち歩きそうにないものはあまり作ることがありません。作りやすさ、使いやすさを一番重視しています」

そんな猪俣さんの会心の作がぎゅっとつまった本『布あわせで楽しむワンランク上の布バッグ』がこのたび発売されたそう。こちらの本では、基礎的な縫い方のコツも紹介していて、ビギナーさんでも順を追って進めていけば、“ワンランク上”の作品が作れるように……。バッグづくり愛好家必携の一冊になりそうですね!

猪俣さんのブログ「neige+ 手作りのある暮らし」はこちら。: http://yunyuns.exblog.jp


フォークロア調ワンピース

サイズ:バスト92.6cm 着丈92.5cm、袖丈45cm

東欧の食器をイメージした花柄プリント、Kwiat druk(クァット ドゥルック)のボーダー柄で作ったワンピースです。ボーダー部分を裾だけでなく、袖ぐりや衿もと、さらに前スカートの中央にも配してフォークロアっぽい雰囲気に。作ってくれたのは、アイデアとセンスが光る作品でおなじみのAnriさんです。

デザイン・製作:Anri


使用した布: P34700-700 (D)


材料:
□⽣地:110cm幅×3m
□接着芯:50cm×50cm

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フォークロア調ワンピースについて、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ほどほどの厚みがあるので、とても扱いやすいです。上品な光沢のコットンサテンでしたから、ぜひお洋服にと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
左右のラインにとてもインパクトがあり、色合いも素敵だったので、思い切り目立たせたいと思いました。縦にもラインを使うことで、パネル柄であるかのように見える工夫をしました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
柄行き優先で布目方向を決めているので、全体の布の取り方を把握してから裁断する方がいいと思います。小花柄の部分にも柄の方向があり、リピート柄でもないため、間違えて裁断すると修正しづらいです。

KF:どんなコーディネートがおすすめですか? 着こなしのポイントを教えてください。
もちろん1枚でも着られますが、重ね着もしやすい形なので、タートルニットとブーツを合せれば着られる季節が長いです。

KF:Anriさん、どうもありがとうございました! フォークロア調ワンピースの作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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Kwiat druk(クァット ドゥルック)

東欧の食器をイメージした花柄プリント

素朴であたたかみがあり、どこか懐かしい香りがする東欧の器や雑貨は、昨今、可愛いもの好きさんの間で人気急上昇。今回ご紹介するシリーズは、そんな東欧の器をイメージしました。「Kwiat druk」(クァット ドゥルック)は、ポーランド語で花柄のプリントという意味です。

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kokka-fabric.com P34700-700_1kokka-fabric.com P34700-700_2

両サイドに大きさとデザインが異なる花柄ボーダーをデザインしました。直線縫いのストンとしたワンピースやチュニックも、ボーダー部分を裾のアクセントに使えばとっても可愛く仕上がりますよ。

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Inspiration file74
革持ち手クリップのミニトート

作ってみたい布小物の筆頭といえば、やはりバッグ。なかでもデイリーバッグとして出番の多いトートバッグは、作り方も簡単なので、さしずめ’キング・オブ・ハンドメイドバッグ’といったところでしょうか。
今週はそのトートバッグのお話を少し。今年8月にcraft&sewing のコーナーで、パンプスポーチの作り方を教えてくれたハンドメイド作家の田巻由衣さんから「同じ柄でミニトートを作りました!」とお便りが届きました。

こちらがその作品。使った布はJoielinne2(ジョワリーヌ)の格子柄です。ラウンドシェイプのデザインが新鮮!
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「ペットボトルが2本入る大きさの小さめのトートです。本体とポケット口の、並行したカーブがポイント。縫い代に切り込みを入れ アイロンで整えれば、なだらかなカーブがきれいに仕上がると思います」(田巻さん)

この格子柄は11号帆布(ハンプ)。厚手でしっかりしているので、トートバッグには最適の布です。帆布はキャンバスとも呼ばれる平織りの布で、号数によって厚さが異なり、番号が大きくなるほど薄くなります。11号帆布は比較的薄手のため、家庭用ミシンで縫えちゃうのでおすすめです。

ほどよい厚さは作り方も簡単にしてくれるようで、田巻さんのミニトートも内側につけたポケットは接着芯不要だったそう。

そして、もうひとつのデザインポイントは持ち手。田巻さんは縫い付けずに着脱可能な革の持ち手クリップを選びました。
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小さめのトートバッグなら、こんな持ち手も手軽でいいですね。クリップつきの持ち手は、本格的な風合いが楽しめる本革、リーズナブルな合皮などがあります。色も赤やベージュ、黒など、いろいろそろっているので、布に合わせてコーディネートすればオリジナリティもアップ。「持ち手を外せばバッグインバッグにもなります」(田巻さん)ということですから、使い方のバリエーションも広がりそう。

この革持ち手クリップを使ったミニトート、田巻さんの著書本『ときめく♥ミニチュア布小物』に作り方が紹介されているという朗報が。作ってみたい方はチェックしてみてくださいね。

田巻さんのブログには、そのほかの布で作ったミニトートも紹介されていますよ。

田巻さんのブログ「TamakiYuiの手作り雑貨photo」はこちら http://tingling7.blog109.fc2.com/blog-entry-716.html


ポケットバッグ

サイズ:幅15㎝ ⻑さ34cm 

うさぎ、ねこ、いぬがぎっしり並んだ小柄で作った移動ポケットです。大小2つのポケットをつけました。上部に取り付けたクリップで、引っ掛けて使えます。ベルトにはさんでポシェット風にしてもいいし、ソーイングタイムのお裁縫道具入れにしても便利ですよ。

デザイン・製作:コッカファブリック


使用した布:
 ⻩⾊地のバッグ:P33700-701 (C)
ブルー地のバッグ:P33700-701 (B)


材料:
□⽣地:108 ㎝幅×30 ㎝
□クリップ(2個⼊り):1組

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Click here for Sewing Instructions (PDF format / A4 size)
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