FOLK MODERN(フォークモダン)

アメリカやオランダのフォークアートをヒントに

5月にエレン・ベイカーさんデザインの「STAMPED」を取り上げましたが、今回ご紹介する「FOLK MODERN」は、エレンさんの新作です。
「『FOLK MODERN』は、アメリカやオランダのフォークアートのモチーフから着想を得ています。幾何学的な形と鮮やかな色を使って、現代的な雰囲気にアレンジしてみました。すべて綿麻キャンバスですが、この素材は、いろいろな作品に幅広く使える万能選手。私は今までに、洋服、ピロー、キルト、バッグなど、本当にさまざまなタイプの作品を作りましたよ」(エレンさん)。新柄は、全部で6種類ですが、今週はそのなかから3柄をご紹介します。

Sawtooth Flowers  JG 41600-3 綿麻キャンバス

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伝統的なキルトデザインに、Sawtooth (のこぎりの歯)というクラシックなモチーフがあります。この柄はそのモチーフをベースに、華やかな色と幾何学的なパターンを用いて、デザインしたものだそう。

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手織りの生地で雑貨を作る

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手織り小物作家のcotolinne(コトリンネ)さんは、手織りの生地を使って雑貨を作っています。手織りの生地? そう、糸から織り機で織っているのです。

cotolinneさんが手織りで布を作り始めたのは、今から5年くらい前のこと。
自分の思い描くデザインが、糸を織って形になっていく、その面白さに魅せられてしまったそう。
「織りのデザインは、クロスステッチの図案を考えるのと似ています」

ベースの生地は、たいていリネン糸。ほとんどの糸は、自身で染めたものを使っていて、たまに草木染をすることもあるそう。
「糸の量や染料の量などのちょっとした違いで色が変わるため、以前のものとまったく同じ色に染めることはできません。そのときだけ作り出された色になります」
いうなれば一点ものの生地。まさにハンドメイドの醍醐味です。

「作りたいもののイメージが決まってから布を織り始めます。作品のサイズを考えて、それに合わせて糸を準備します。ポーチにしたかったら、幅を狭くして織っていくという具合に」。ひとつひとつが小さなものなので、だいたい1回に4mくらいタテ糸を織機にかけることが多いそう。

ウサギやリス、小花など、愛らしい小さな連続模様が並ぶcotolinneさんの生地は、これまた可愛いがまぐちポーチやペンケースに姿を変えて、雑貨屋さんに旅立っていきます。

今夏の新作は、「ブレーメンの音楽隊」というイベント用に作った作品。
生地には、「ブレーメンの音楽隊」に出てくるロバ、イヌ、ネコ、ニワトリと音楽モチーフが入っているそう。「動物は織り柄で、音楽モチーフは楽器チャームをつけました。動物柄には、みんなで住むお家モチーフを組み合わせているんですよ」

1本の糸から、いろんなモチーフが生まれる手織り布。
cotolinneさんの遊び心も一緒に織りこまれているようですね。

cotolinneさんのサイトはこちら
http://cotolinne.petit.cc/


かご柄×いちご柄のピクニックバッグ

リアルなかご柄を使ったピクニックバッグです。一瞬、本物のかごバッグに見えませんか? より ”かご”っぽく見えるように、持ち手にカシメをつけてみました。巾着タイプのふたは、荷物をたくさん入れてもふたができるのでとっても便利。

内側にはイチゴ柄を使って、かごの中にイチゴがあふれている感じを表現しました。さらに、巾着のひもにもイチゴ柄を切リ抜いて作ったイチゴをつけて、ピクニックの楽しさも演出。イチゴモチーフをバッグの外ポケットにこっそり忍ばせると、ほんとにかごからイチゴが出てきたみたいで、思わずにんまり。

今回使ったキャンバスは、硬すぎず、やわらかすぎず、縫いやすい厚さの生地ですが、2枚重なると少し厚みが出るので、底ダーツは内側バッグと外側バッグで倒す方向を変えましょう。本物のかごバッグとは違い、洗えるから安心。小さなお子さまのいる方にはマザーバッグとしても重宝しそう。ふたつきだから、中身が見えにくいのもうれしいですね。

材料
□ 生地:【表布】キャンバス 110cm幅×70cm、【裏布】綿麻キャンバス110cm幅×110cm
□ 巾着用ひも(太) 100cm×2本
□ カシメ(8mm幅)8個
□ わた(イチゴ用)少量


使用した布:
【表布】Candy Party キャラメルクランチ トリックバスケット H3020 (1A)
【裏布】ueda college collection×KOKKA ICHIGO TO ARI H1620-20 (A)

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裁ち方図と作り方はこちら
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ueda college collection × KOKKA

上田安子服飾専門学校とのコラボ企画!

普段から生地屋さんに行き慣れている、上田安子服飾専門学校の学生さんは、生地使いのエキスパートぞろい。そんな彼らと一緒に、「こんな柄でこんなものが欲しい!」をテーマに、一緒にデザインを考えたのがこのシリーズです。
今回作った生地は、男女問わずに楽しめるunisex style (ユニセックススタイル)、好奇心旺盛な子どもたちと一緒に楽しめるStudy Zoo (スタディ・ズー)、可愛いもの好きの女性向けのキュートで遊び心のあるCharlotte (シャルロット)の3グループ。それぞれのグループで各2柄、全6柄ができ上がりました。どれも遊び心のある柄ばかりなので、イマジネーションを膨らませて、自分だけのオリジナルを作ってみてください!

ICHIGO TO ARI(イチゴとアリ)unisex style H1620-20 綿麻キャンバス

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綿麻キャンバスという、少し厚手の生地にプリントしています。モノトーンの線画のイチゴのなかに、色つきイチゴがポンと入っていて、そのイチゴに向かってアリが行進しているというストーリーになっています。厚手の生地なので、バッグ作りにぴったり。シンプルなバッグの裏地として使うのも粋。裏地使いなら、男性でも持ち歩けそう。

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初夏に作ってみたい レースのパッチワークカーテン

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梅雨開けはまだ先ですが、だんだんと汗ばむ季節になってきました。
夏本番になる前に、涼を呼ぶアイテムを作っておかなくちゃ。だとしたら、今がまさにそのときです。

夏になると決まって使いたくなる素材は、やっぱりレース。
Angelica Leafデザイナーの鈴木みきさんは、さまざまなレースをパッチワークしたカーテンをデザインしています。

海外に仕入れの旅に出かけると、必ずといっていいほどアンティークレースにくぎづけになってしまうという鈴木さん。
「高度な技術を持つ職人によって作られた昔のレースは、ひとつとして同じものがありません。モチーフも花だったり、雪の結晶だったり、星だったり、じつにさまざまです」
繊細な柄や優美なデザインに魅了された鈴木さんは、いつしかアンティークレースをコレクションするようになったそう。

写真のレースのカーテンは、アンティークの風合いを再現した現代レースをセレクトしたもの。ボーダーレースやスカラップ、ドット…。パッチワークされたレースはモチーフもひとつひとつ異なり、眺めていてもあきません。

ソーイングをたしなむ人だったら、パッチワークのカーテンはおなじみのアイテム。
でも、たくさんのレースを一枚ずつ買ってパッチワークするのは大変そう……。
もし、昨夏、着回したレースのカットソーやブラウスがクロゼットに眠っていたら、それをリメイクして作ってみるのもいいですね。

Angelica Leafさんのサイトはこちら
http://angelicaleaf.ocnk.net/