お財布とスマホを入れて、ちょっとそこまでお出かけ・・・そんなデイリーユースにぴったりのラウンドトートです。シンプルでグラフィカルな花柄は、北欧風プリントのNordenシリーズ。コットン100%のキャンバス地なので、縫いやすく、ソーイングビギナーさんにもおすすめです。
使用した布: (表布)P50500-501D
材料:
□生地(表布):100cm×50cm
(裏布(11号帆布)):100cm×50cm
□薄手接着芯:80cm×40cm
□カシメ:直径0.6cmを8組
ラウンドトートについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
大きなはっきりとした花模様なので、元気な印象をそのままバッグに仕立てました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
丸い花模様にリンクさせて底部分のまるいラウンドバックにしたことで、やわらかく優しい雰囲気になったと思います。
より元気な感じになるように持ち手を太くしましたが、手で持つ部分を二つ折りしたことで、持ちやすくなっています。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
底のカーブは縫いやすいように緩やかにしてみましたが、ミシンはゆっくり縫い進め目打ちを使いながら丁寧に縫うときれいに仕上がります。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
ちょっとそこまでのお散歩バッグにも使い勝手のいい大きさです。
丸いフォルムなので、お出かけしながら気持ちもまるく優しくなりそうです。
四角いトートバックに加えて、一つは持っていたいラウンドトートです。
KF:武井さん、どうもありがとうございました!ラウンドトートの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ラウンドトートの作り方
2.
マチ裏布を中表にあわせ、端から1cmを縫い合わせます。
3.
縫い代を割ってアイロンで押さえ、表から左右にステッチをいれると生地が落ち着きます。
4.
裏布本体とマチを中表に合わせ、縫い合わせます。(返し口は10cm)
5.
縫い合わせたあと、カーブ部分に1cm間隔で切込みを入れると、縫い代が落ち着きます。
7.
縫い代は倒す方向を表裏別方向にします。縫い合わせた時に厚みが重ならないようにするためです。
8.
持ち手は表布と裏布を中表に合わせ、片側だけ縫い代1cmで縫い合わせます。
9.
表布、裏布を中心に向かって折り、アイロンをかけます。四つ折りにたたみ、表から両端2,3mmのところを縫います。
10.
持ち手の縫い代は2cmにして、出来上がり線の内側を仮止めします。この時持ち手は本体とマチの縫い合わせから5mm離して縫うと、布の重なりが少なくなります。
12.
返し口から返し、表から端2,3mmのところを縫います。
13.
持ち手の中心を10cmほど二つ折りにして縫い合わせると、持ちやすいです。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。