バッグを開くと内側にも表布の柄がちらっと見える、見返し付きのトートバッグです。表布に使ったのは、9.5号帆布のechinoの新柄[crop]。コットン100%。裏布には、薄手で扱いやすいリネン100%のNUNO TO MONOシリーズのブルーを合わせています。
使用した布:(表布・見返し・持ち手)EKX-98100-100A
(裏布)YK-620-1F
材料:
- 生地(表布・見返し・持ち手):110㎝×40㎝
- (裏布):90㎝×30㎝
サイズ:縦26㎝ 横(口側)38㎝ (底側)30㎝ まち幅8㎝
見返し付きトートバッグについて、うさんこチャンネルさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
この布、大柄でパッと目を引く華やかさがあって、とても印象的でした。バッグのように面積があるアイテムにすると、柄の魅力がしっかりと映えて、存在感があります。小物に使うときは、柄の一部だけをちらりと見せるのも楽しいですね。
色味は落ち着いていて、どんな服にも合わせやすそう。「これを持ってお出かけしたいな」と自然と思える、そんな布でした。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
家庭用ミシンでも無理なく作れるように、できるだけ布の重なりを少なくしています。帆布でしっかりとした仕上がりにはなりますが、重ねすぎない構造にすることで、厚みによる縫いづらさを軽減しました。また、返し口は15cmと大きめにとっているので、表に返すときもスムーズです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
・返し口はしっかり15cm以上開けておくと、帆布でも無理なく表に返せます。
・アイロンはかけすぎ注意。布はテカリやすいので、強く押しつけず、押さえるように軽くかけるのがコツです。
・ミシンを使うときは、針を厚地用にしておくと安心です。
・バッグの形を整えるときは、角やマチにしっかりアイロンを入れるときれいに仕上がります。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
帆布のバッグは、しっかりした素材感があるぶん、合わせる服はやわらかさのあるものがよく似合います。
・春・秋は、白シャツやリネンのブラウスに、すとんと落ちるチノパン。
・夏は、コットンワンピースやロングスカートで、さらっと持つのが涼しげ。
・冬は、ニットやウールのコートと合わせて、質感のコントラストを楽しんでみてください。
色柄がやさしいので、どんな季節にもなじみやすく、普段着のアクセントにもぴったりです。持ち手にスカーフを巻いたり、季節のチャームをつけたりすると、またちょっと違う表情になって楽しいですよ。
KF:うさんこチャンネルさん、どうもありがとうございました!見返し付きトートバッグの作り方プロセスもうさんこチャンネルさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
見返し付きトートバッグの作り方
1.
生地を寸法どおり裁断します。写真は表布(33×40cm)を裁断し、底の角を4cm角でカットした状態。
2.
持ち手を作ります。持ち手布(10×40cm)を1cmずつ内側に折り、さらに半分に折った状態。
3.
持ち手に両端ステッチをかけて仕上げているところ。
4.
表布に持ち手を仮どめします。中心から左右6cmずつ空けて配置。袋口より1cm出し、縫い代5mmで仮縫いします。
5.
裏袋を作ります。裏布(27×40cm)と見返し(8×40cm)を中表で縫い合わせる前の配置。
6.
裏布と見返しを縫い合わせている様子。縫い代は1cm。
7.
裏布の底を縫い、角を開いてマチを作る前にクリップでとめているところ。
8.
裏袋(見返し付き)を表袋の中に入れ、中表にして袋口を縫う準備をしているところ。
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