bookmark_bordernaniIRO textile 2016 vol.1

伊藤尚美さんが描く詩的な世界

4月のtextile story は、naniIRO スペシャルでお届けします! 
naniIRO textileは、伊藤尚美さんが描く水彩画を用いたテキスタイルブランドで2002年に始まりました。nani(ナニ)はハワイ語で美しい、「IRO」は色・調和を意味しています。光や水といったものの面影をとらえた、鮮やかな配色や詩的なグラデーション、緩やかなライン、1枚目としての構成の美しさ……。「絵をのせる布」として日本におけるアーティストメイドの柄プリントの先駆けとなりました。15年で描かれた図案は127柄、699色にのぼります。

Lei nani – For beautiful corolla JG10310(ダブルガーゼ 綿100%)、JG10311(リネン100%)
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花の姿を冠やレイにして贈る気持ちで最初から最後まで描きました
布が手作りから生まれる花輪のように誰かに届くといいな
という願いを込めて、ハワイ語で Lei nani- 美しい花冠と名づけました

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bookmark_borderブローチつきワンピース

サイズ:肩幅34cm 身幅46.5cm 丈91cm、ブローチ直径5cm

シックなデザインの大人のダブルガーゼシリーズ、「トレフルクチート」を使ったワンピースです。リズミカルに並んだ水玉模様に見え隠れするちょうちょのデザインが際立つように、胸元にブローチをつけました。ワンピースとして1枚で着ても、チュニックとしてTシャツと組み合せてもいいですね。

デザイン・製作:KaOrico 


使用した布: H11200-200 (B)


材料:
□生地:110cm幅×2.1m
□厚手接着芯:10cm×5cm
□キルト芯:5×5cm
□ブローチピン(回転ピン):長さ2.5cmを1本

ワンピース-15

ブローチつきワンピースについて、KaOricoさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ガーゼ素材で柔らかく吸水性がよさそうに感じました。
ちょうちょのデザインが際立つようにブローチを付けました。
ブローチ-9

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
シンプルだけどタックをつけて切り替えがあるように仕立てました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ガーゼ素材は端がほつれやすいので三つ折りにして端を入れ込みほつれにくくしましたが、ロックミシンやジグザグミシンでも大丈夫だと思います。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
ワンピースとして一枚で着用してもいいし、チュニックとして中にTシャツやパンツとあわせてもいい感じだと思います。

KF:KaOricoさん、どうもありがとうございました!ブローチつきワンピースの作り方プロセスもKaOricoさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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bookmark_borderトレフルクチート

色めを抑えた大人のダブルガーゼ

柔らかくて吸水性のよいダブルガーゼは、子ども服やマスクに人気の素材。「トレフルクチート」は、ダブルガーゼの優しい風合いを活かして大人でも着られる洋服を作っていただけたら……との願いを込めて作ったシリーズです。お花や蝶などモチーフも色めを抑えたシックなデザインで仕上げました。

 H11200-200 ダブルガーゼ
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リズミカルに並んだ水玉模様。2つ並んだ水玉にはところどころに蝶が隠れています。カラシ色やブルーの布はちょっぴり北欧の香り。個性的なお洋服が作れそうですね。

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伊藤尚美『詩を描く Poetry Textile』出版記念フェア

「naniIROのダブルガーゼに出会って洋服づくりを始めました」。
そんな声をよく聞きます。

「naniIRO Textile」は、水彩画家であり、テキスタイルデザイナーの伊藤尚美さんがデザインするテキスタイルブランド。2002年から始まり、今や日本のみならず、海外15か国以上で販売されている人気シリーズです。15年間で描いた柄はなんと127柄699色! 

最新刊『詩を描く Poetry Textile』の出版を記念して、3月15日から東京・調布の手紙社で出版記念フェアが開催されています。活気あふれる布博でのブースとはひと味違う、ゆったりとした空間にnaniIROの世界が広がっていましたよ。

フェアのメインコーナーの様子です。ひときわ目を引くのは2016年の新柄、Lei naniのワンピース。手紙社さんのスタッフもこのワンピースを着てくれていて、みなさんとっても似合っていました!
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新柄もたくさん。シリーズごとに配色も揃っています。同シリーズで作った洋服や小物もディスプレイされているので、見比べながらじっくり選べるのがうれしいですね。
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naniIRO basic。上は「Fuwari fuwari」、下は「Fuccra :rakuen」。どちらも何年にも渡り、配色を変えながら作り続けられているロングセラーです。
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そしてこちらが新刊。はぎれセットプレゼントは、フェアの会期中のみの限定企画です。
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入り口近くにはSuMAu Linenのクロスがずらり。圧巻ですね! 壁には伊藤尚美さんの原画も飾られていました。
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タペストリーになっているのは、wildのwave green。葉のゆらめきが爽やかな風を届けてくれます。
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手紙社さんのフェアは、3月27日まで。
まだちょっと肌寒いですが、春のときめきを見つけに出かけてみませんか?
出版記念フェアの詳細はこちらのサイトで。http://tegamisha.com/50855

コッカファブリックのサイトも来月はnaniIRO特集。本サイト初の試み、naniIROを使った手作りレシピもご紹介していきますのでお楽しみに!

bookmark_borderお弁当箱をぎゅっと包みこむランチバッグ

サイズ::縦15cm 横(入れ口)33cm (底)20cm まち13cm

お花見シーズン到来! 今回ご紹介するのは、そんなウキウキしたお出かけにぴったりのランチバッグです。バッグに入れたお弁当箱を三角布でぎゅっと包み込む……。お弁当を包むナプキンとバッグが合体したようなユニークな作り。使った布は、Sas and Yoshのプリントコレクションのなかから、この季節にぴったりのSpring explorers。小さなチョウたちがノスタルジックな草花の野原に遊ぶなんとも愛らしい小柄プリントです。
「ダブルガーゼの柔らかな雰囲気を壊さないよう、内布だけに接着芯を貼り、表布にはキルト芯を重ねています」と作者の田巻由衣さん。春先のピクニックに、もちろんふだんのお弁当バッグとしても大活躍してくれそうですね。

デザイン・製作:田巻由衣


使用した布: JG50910-1 (A)(本体表布)


材料:
□生地:(本体表布)40cm×50cm
    (側面裏布・底裏布・持ち手・三角布)110cm×60cm
□厚手接着芯:60cm×40cm
□キルト芯:40cm×50cm
□両面カシメ:直径0.9cmを12組
□革ひも:幅0.2cmを30〜40cm
□ウッドビーズ:直径0.6〜1cmを6個

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ランチバッグについて、田巻さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
柔らかな質感と優しく明るい色合いが、春のお出かけにぴったりだと思いました。
絵具で染めたような個性的な柄が、ナチュラルな葉っぱ柄と合わさって
とっても素敵だと思います。
柔らかな雰囲気を壊さないよう、内布だけに接着芯を貼り、
表布にはキルト芯を重ねて使用しています。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ピクニックには必需品のお弁当箱入れですが、
今回は、お弁当を包むナプキンが合体したような作りです♪
バッグに入れたお弁当箱を、三角布でぎゅっとホールドできます!
ありそうで無い便利なランチバッグに仕上がりますので、
ぜひ作ってみていただきたいです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
三角布はロックミシンで端処理していますが、色を変えると可愛い飾りに。
縫い代を多めにとり、三つ折りで処理しても大丈夫です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
春のお花見、ピクニックにぜひ♪
普段のお弁当Bagとしても、活躍してくれると思います。

KF:田巻さん、どうもありがとうございました!ランチバッグの作り方プロセスも田巻さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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