color journey として始まった2015年のechino collection.こちらはその第3弾。布幅150㎝の綿麻シーチングなので、とても使いやすく、シャツやスカート、ホームデコレーションなど、幅広く楽しめるファブリックです。
camouflage JG-95220-20 綿麻シーチング
花やストライプ、ドットの「camouflage」。その中にキツネの仲間たちが体にドットをつけて風景に溶け込もうとしているカモフラージュ柄です。
コッカファブリックには、facebookページもあるのをご存知ですか? 毎週、新しい記事をアップするのに合わせて、facebookページも更新しているのですが、こちらにも、日々、みなさんからの「いいね!」やメッセージが寄せられています。
最近は海外からのメッセージも多くなり、世界中のみなさんが楽しみにしてくださっていると思うと、うれしくなります。
さて、今週はそんな海外から届いた作品をご紹介します。
写真は、ドイツのドレスデン在住のAnnaさんの作品です。
「はじめまして。ドレスデンで小学校の先生をしています。趣味はソーイング。子どもたちや友だち、もちろん自分用に洋服を作っています。目下バッグづくりにもはまっています。先週、ベルリンに行ったのですが、とっても可愛いお店を発見しました。コッカの布もたくさん見つけて、もう大興奮!! 」(Annaさん)
Annaさんが見つけたというお店は「Frieda hain」。ほんと素敵な布がたくさんありそう……。
そこで買ったのは、エレン・ベイカーさんのガーデンシリーズです。
花と三角形の葉っぱが繰り返された幾何学っぽい布には、ちょっと可愛いいボタンをチョイス。
ファスナーも同色系の美しいターコイズブルーを合わせました。
「この小物入れは、 Kreativlabor Berlin のパターンを使っています。生地を「Frieda hain」で選んで、自分好みに仕立てました」(Annaさん)
ファスナーやフラップなども凝った作り。「間違いなく、マストアイテム!」(Annaさん)
Annaさんのサイトでは、日々、創り出す新しい作品が次々とアップされています。
Annaさんのサイトはこちら。http://www.facebook.com/schiefergruenundbuntgescheckt
人気のインコモチーフの布をで作ったバネポーチです。リボンで囲んだ小さなフレームの中に、色違いのインコが並んだ様子がなんとも可愛らしいですね。便利なお化粧ポーチとして、バックインバックにもできます。作ってくれたのは人気ブロガー、かなかなさんこと中山佳苗さんです。
使用した布: (側⾯表布)P36100-100 (C)
材料:
□⽣地(側⾯表布):40cm×20cm
(底表布(無地)):20cm×20cm
(裏布(ギンガムチェック)):20cm×30cm
(タブ(⽔⽟プリント)):10cm×10cm
□接着キルト芯20cm×30cm
□ナスカンつき持ち⼿:23cm を1本
□カンつきバネ⼝⾦:幅1cm、⻑さ12cm を1個
インコポーチについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
インコちゃんたちの表情がとてもキュート!
リボンの中に1羽ずつ入っているのも、とても可愛いです。
ファンシーなデザインなので、お子様が持てるような小物を作ってみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
全体的に淡い色合いなのですが、所々に使われている赤や濃いピンク色がとても印象的だったので、
同じ色合いの布で切り替えてみました。
タグはキミドリ色のリボンと色を合わせています。
バネ口なので出し入れしやすいですし、
持ち手付なのでこのまま小さなバッグのようにもなります。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
脇を縫う時、布の切り替え部分をきっちり合わせることが
仕上がりをきれいに見せるポイントだと思います。
切り替え部分2cmくらいを先に縫ってから、上から下までを通して縫うと
ずれにくくなります。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
持ち手が取り外せるので、バックの持ち手に引っ掛けることができます。
このデザインのポーチを1番最初に作ったのは、娘が小学6年の時
修学旅行にお財布として持って行きました。
その後も浴衣を着てお祭りに行くときなどに使っていて
とても可愛かったです。
KF:中山さん、どうもありがとうございました!インコポーチの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
echinoデザイナーの古家悦子さんにインタビューしたとき、「テキスタイルを使ってどれだけ心地よく暮らせるか」を常に考えながらデザインしているというお話を伺いました。
身に纏うものとしての洋服、持ち歩くものとしてのバッグやポーチ……。
身近なソーイングアイテムのほかに、インテリアやホームデコレーションにも自在に布を生かせたら、暮らしの空間もいっそう華やぎそうですね。
厚紙に布を貼って仕上げるカルトナージュは、そんなホームデコレーションとして気軽に楽しめるクラフトです。
こちらはカルトナージュ作家、杉山美保子さんの作品。
底とふたに使っているのは、ご存知echino。2013年コレクションのinsectです。ピンクや紫などechinoカラーの布に呼応するかのように、ふたをあけると色とりどりの刺繡糸が顔を出します。「刺繍糸をそのまま収納できるよう、箱のサイズを長めにし、お道具箱より浅いサイズに仕上げています」(杉山さん)。収納したいものの大きさに合わせて自由に設計できるのも、カルトナージュの魅力です。
そしてこちらも杉山さんの作品。
「ハガキサイズの箱で、付箋で仕切って年賀状の保管に使っています」(杉山さん)。
もらうたびにうれしい年賀状ですが、整理や保管に困るのも事実。こんなふうに美しい布箱に収納したら、そのまま書棚に飾ってディスプレイ小物としても力を発揮してくれそうです。
この箱に使われている布もechino。2012年に発表されたコレクション、cockatielです。鮮やかな色をまとった鳥が、グランドカラーの黒に浮き上がり、目の覚めるような美しさです。ターコイズブルーの無地をふたに合わせて、さわやかな印象に仕上げています。
毎年出されるechinoコレクションからお気に入りを選んで、その年の思い出ボックスを作るーー。そんな楽しみ方もできそうですね。
4月のホビーショーでは、echinoで作るクリップボードのワークショップを担当してくださった杉山さん。2015年のコレクション3柄を使った作品は大人気で、お子さんから海外のお客様まで参加、定員をはるかに上回る方々が予約時にブースに集まり、杉山さん自身もうれしい悲鳴をあげたそう。
こちらはそのときのクリップボード。
ワークショップの際に活躍したペンスタンドも、クリッブボードと共布で作りました。
杉山さんのブログには、日々、創り出される素敵な布箱がいっぱい。
定期的に行なわれているレッスンの情報も日々更新されています。
「日常的にテキスタイルがあるような空間」の第一歩として、美しい布箱を作ってみませんか?
杉山美保子さんのブログ http://happbox.blog.fc2.com