bookmark_borderコッカさんとこのうさぎねこいぬ

何だか癒される ゆる〜い動物たち

各地でさまざまなゆるキャラが活躍していますが、コッカファブリックにもこんなに可愛い「ゆるキャラ」が誕生しました!その名も「コッカさんとこのうさぎねこいぬ」。頭が大きくて、手足が短い、ゆる〜い表情のうさぎねこいぬ。クスっと笑えて何だか癒やされちゃう動物たちがモチーフです。
コッカさんのところには、こんな子たちがのびのび生息しているとかいないとか……。さて噂の真相はいかに?

うさぎねこいぬ 総柄 P33700-700 Wガーゼ
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やわらかなWガーゼの総柄です。地の色はグレー、ピンク、ブルー、オレンジの4色。無地でシンプルなベースカラーに、動物たちの体の中が水玉模様やストライプやギンガムチェックになっている面白い柄です。「ぎっしり柄」を切り替えに使って少し凝ったふんわりバッグなどもオススメ♩ 小さなお子さんのワンピースにしてもカワイイですよ。

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ハンドプリントの布雑貨

洋服や布小物を作るとき、みなさんはどんなことを考えながら布を選びますか?
色、素材、柄……。布選びの要素はいろいろありますよね。
もしも、布からデザインして、自由に作品を作ることができたなら、ハンドメイドの世界はぐーんと広がるかもしれない……。fabrica uka(ファブリカ・ウカ)の戸田亜由美さんは、そんな「夢物語」を実現した作家さんです。

たとえばこのバッグ。さまざまな柄を刷った白リネンを格子窓のようにコラージュしています。名付けて「Lattice window」。
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この小さな四角に描かれた柄は、すべて戸田さんがデザインしたパターンなのです。
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パターンにはそれぞれ名前がついています。上段真ん中は「tomaheta」。つまり、トマトのヘタ……。その下は「kamifubuki」(紙吹雪)。左上と右下は「bean」(豆)です。fabrica ukaのpatternsページに並んだモノクロのパターンをクリックすると、「布に色」という鮮やかな世界が飛び出し、それを見るのが楽しくて、ついつい全部クリックしてしまいます。

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「日々の暮らしの中にあたりまえのように空気のように存在しているいろいろな『もの』や『こと』をモチーフにパターン(模様)を作っています」という戸田さん。

傘におちる雨粒、野菜のオクラやトマト、絡まる糸、
小さなつぼみがついている春待ちの枝、遠くに見える高層ビル群、富士山……。

日常の風景を「デザイン」に落とし込み、再び布小物として日常に戻していく……。戸田さんが創り出すシンプルで気持ちのいいパターンが、日々の暮らしにすっと溶け込んでくれるのは、そんな成り立ちのなせる術なのかもしれません。

「大判の布に一気に一つの「パターン」を刷るのではなく、一つ一つの作品のどの生地にどの「パターン」をどの配置で刷るかをまず決めて、おおまかに必要なサイズで生地をカットしてから刷っています。シルクスクリーンは重版印刷が可能なので、複数の『パターン』を同じ生地内に混在させることもできるし、柄の一部の色を変えて多色刷りもできます。さらにプリントにステッチを加味していくことで、どうしても平面的になりがちな『パターン』に奥行きが生まれてくれるような気がしています」(戸田さん)

こちらはパターン「wave」を使ったがまぐち「Passage of water」。作品のデザインに合わせてパターンを部分使い。北欧の古い絵本に出てきそうな色合いのステッチを加えています。チェーンをつけてお出かけできるがまぐちに。
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深い色合いで、スパイスを効かせたがまぐち「Refreshing」。前と後ろでデザインでデザインに変化をつけて。
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ニットピンブローチは、さまざまなパターンで制作しています。
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「上から順に高層ビル群、マッチ棒、卵焼き、紙吹雪のパターンを使用しています。見慣れた景色、どこにでもある物、好きな食べ物、降ってきたら楽しいもの。インスピレーションの源はあちこちにあります」

こちらはファブリックパネルです。テーマは「candle town_Night」。
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「立ち並ぶビル群も遠目から薄目で眺めてみたらキャンドルに見えなくもありません。赤く点滅する航空障害灯は、さしずめキャンドルの灯火」
夜空には、キラキラと瞬くたくさんの星をステッチしています。

作品づくりのベースとなる生地はリネンが中心という戸田さん。「手に取ったその日から長く使われてきたような、どこか懐かしい色味のものを選ぶことが多いです」。使うほどに手になじみ、やさしい風合いになっていくリネンの生地は、戸田さんのパターンがデザインされ、なおいっそう特別なものになっていきます。

「お客様はそれぞれみなさん気に入ってくださっている「パターン」があるようです。それがいろんな作品の中のいろんな見え方やステッチとの組み合わせに楽しんでくださる様子を拝見するのが密かな楽しみです」

戸田さんの作品は、11/27(木)から12/2(火)まで開かれる「tenowaさんのクリスマス」というイベントにおめみえするそう。クリスマス前ということもあり、いつもの作品に加えてクリスマスを表現する展示も考えているとのことですので、楽しみですね!

戸田さんのサイトfabrica ukaはこちら;http://fabricauka.jp
tenowaのイベント情報はこちら:http://tenowa.info/

bookmark_borderティアドロップ形スマホポーチ「北欧の森 夏と冬」

サイズ:縦17cm 横最⼤15cm、⼝側10cm

小物づくりに最適な小柄シリーズ「プチプリ」で作った、ティアドロップ形のスマホポーチです。使った布は、動物やきのこモチーフが北欧っぽい「プチウッド」。ブルーの布は「夏」、パープルは「冬」のイメージで2種類です。制作してくれたのは、おしゃれな柄合わせが評判の中山佳苗さん。柄合わせにこだわりたい人必見の、見せたい柄を上手に切り取る方法、“中山さん流・柄見せのコツ”もぜひチェックして!

デザイン・製作:中⼭佳苗(kana2)


使用した布:(表布a)
A ブルー P33800-802 (C)
B パープル P33800-802(D)


材料:
□⽣地(表布a):40cm×20cm
(表布b A綾織り Bストライプ):40cm×10cm
(裏布 Aストライプ B⽔⽟プリント):40cm×20cm
□接着キルト芯:40cm×20cm
□⼭道テープ:テープ幅0.4cm を40cm
□テープ:幅1cm を10cm
□スナップ:直径1cm を1組
□ナスカン・Dカン各2個つき持ち⼿:⻑さ23cm、Dカンの内径1cm を1本

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ティアドロップ形スマホポーチについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
動物やキノコがとっても可愛くて、ちょっと北欧っぽいなぁと思ったので、青い方を北欧の森の夏、紫の方を森の冬のイメージで作ってみました。
あまり可愛すぎると「お子様限定」になってしまうので、甘さ控えめの布合わせにしています。これなら大人の女性でも持っていただけるかと思います。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
i-Phone6がストンと入るサイズにしました。入り口には落下防止用にスナップを付けています。絵柄を引き立たせるために、飾りは最小限にしましたが、形(ティアドロップ形)がほのぼのとしているので、温かみのあるデザインだと思います。この曲線を得るまでに数点試作しました。なので、渾身の曲線(丸み)です!

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
リックラックテープ(山道テープ)を重ねて縫うときなど、厚みがあるとミシンの縫い始めに布がちゃんと送られず、針が同じところを何度も刺すという事態に陥りやすいです。私は、ミシンの送りが軌道に乗るまでは、押さえをあげて一針分進めて…を繰り返し、手動で5〜10mm進ませるようにしています。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
革の持ち手は取り外し可能なので、バッグの持ち手に引っ掛けることができます。また、この持ち手をはずして120cmくらいの革のコードなどをDカンに結び付けるとポシェットにもなります。

KF:中山さん、どうもありがとうございました!ティアドロップ形スマホポーチの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

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bookmark_borderプチプリ

小物づくりに最適の小柄シリーズ

布小物にはやっぱり小柄がいちばん! そんな方も多いのではないでしょうか? 
とくに連続模様の小柄は、柄合わせにあれこれ悩まなくていいので、ソーイングビギナーにもありがたい布。今回ご紹介する「プチプリ」シリーズは、あえて色めも単色でまとめて、よりシンプルに色合わせしやすくなっています。縫いやすいシーチングなのも魅力。お財布や携帯などの小さい小物だけを入れて持ち歩くサブバッグのようなものや、そのままたたんで持ち歩くエコバッグなどにも最適ですよ。

チビゾウ  P33800-800 シーチング
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人気のゾウモチーフのちび柄が誕生! 木の株に乗った向かい合ったゾウが笑っているみたいで楽しそうでしょ? 切り取ってワンポイントのタグにするアイデアも。
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布の収納アイデア 入れ子式BOXの活用法

先週、カルトナージュ作家、杉山みほこさんの布の収納方法をご紹介しましたが、今週も引き続き、布の収納についてお話しします。

本日ご紹介するのは、「ハンドメイドと写真が大好きで、お気に入りの素材で色合わせ・柄合わせを楽しんでいます」というroccoさん。写真が大好き!というだけあって、roccoさんのブログには、あたたかな日だまりのような、やさしい空気感にあふれた写真がちりばめられています。

そのなから、「あ、これって素敵!!!」とひとめぼれしてしまった収納アイデアを見つけました。それがこちら。入れ子式BOXの活用法です。
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こちらのBOXはIKEAで見つけたそう。
「開けると入れ子式になっていて、大・中・小の3つセットになっています。中張りのグレーチェック生地もかわいい〜」(roccoさん)
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2007年に近所の雑貨屋さんのフリマに手作りのバッグや小物を出したのがきっかけで、本格的に布小物を作り始めたというroccoさん。
「自分らしい色合わせと柄合わせを表現するために、こだわって生地を集めていましたが、最近では大きい生地だけでなく、はぎれも大分増えてしまっていました。しばらくは袋に詰めて保管していたのですが、作品づくりをするときに袋から出して作るのは、乱雑になってしまってぱっと見でわからない……。ひとめでわかって整理できて、なおかつ見た目もおしゃれなモノがないかなと、いろいろ探していたんです」(roccoさん)

そんな矢先、お子さんのおけいこの送迎の帰りに立ち寄るようになったIKEAで、このラウンド型BOXに出会ったそう。
「ピンク系とパープル系の色合わせは、布小物作品の中でも人気をいただいている色合わせ作品なので、このBOXに収納してから色合わせ、柄合わせのイメージが沸きやすくなりました」

はぎれだって、ほら、ご覧の通り。
「小さなはぎれも、作品としてイベントに出した際にとっても人気をいただいたこともあり、捨てられなくて大切にとってあります」
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そして、そして、roccoさんが素晴らしいのは、こんなふうにインテリアにも生かしていること!
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「ふだんはこのBOXは重ねて飾って置くことができるので、アトリエの雰囲気にもあっているかなと思っています。このBOXを置いてある白いキャビネットには、大きい生地や手芸資材、ラッピング用品を収納しています」

入れ子式BOXのほかにも、roccoさんのアトリエには、インテリアとしても素敵な工夫が随所に。糸巻きやピンクッションもディスプレイにひと役買っています。
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「手縫いのときに必要な糸やピンクッションは、今人気のポーセラーツ教室で作ったエタージュラ(二段皿)に乗せています。お気に入りのピンクッションは、イベントを始めた頃、ご一緒させていただいた大好きな作家さんのもので、今でも大切に使っています」

心を込めて作ったハンドメイド小物も、こんなふうに飾ってもらえたら、”小物冥利”につきますね!

写真と同じように、優しさがあふれたroccoさんの布小物。コッカの生地を使っていただいたグラニーバッグも、やさしい色合いでまとめられています。
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「見てくださった方、作品をお買い求めいただいた方が、優しい気持ちになる作品づくりをいつも心がけています。これからも、自分の好きな色合わせ・柄合わせと優しい雰囲気を心がけて、一つずつ丁寧に作品づくりをしていきたいと思っています」

現在は、布小物づくりだけでなく、布のお花、アーティシャルフラワーのアレンジメント制作も行っているroccoさん、こちらの作品の収納と花材の収納が目下の懸案事項だそう。
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精力的に活動するroccoさんですが、11月28日(金)、29日(土)に、横浜で開催される「Dream Seed 手作りマーケット」に出展するそうですよ。
イベントは作家活動の原点、というroccoさん。ただいま”ねじり鉢巻き”で作品づくりを頑張り中です。

roccoさんのブログ「rocco*の小道日記」はこちら http://ameblo.jp/pocopocorocco/
Dream Seed 手作りマーケットのブログはこちら http://ameblo.jp/dreamseed2000/