『コットンフレンド』vol.49に、「代官山・coccaのプリントソーイング」特集として、飛田正浩さんデザインのspoken words project の生地を使った作品が掲載されました。撮影:平野真弓 ©株式会社ブティック社
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bookmark_borderぷらんぷちぃくす (Plump Cheeks)
「ぷらんぷちぃくす」はハンドメイド作家のneonジューンさんが中心となって、さまざまな人達とカワイイ生地を提案しているブランドです。Plump Cheeksとは、ふくらんだほっぺという意味。知識がふくらむ! 想像力がふくらむ! 楽しさがふくらむ! をコンセプトにした知的でカワイイシリーズ。今回、ご紹介するのは、原宿ファッション日本代表の「カワイイ大使」にも任命された、タレントの木村優さんがデザインした生地です。
チョコレート柄〜Chocolate in Paris again〜 H3048-1 シーチング
エッフェル塔にチョコレートシロップがかかった、スイートなのに気品のあるロマンティックなデザインです。トートバッグやワンピースなどのカジュアルな使い方から、ロリータ服やリボンカチューシャなどの凝ったアイテムまで幅広く楽しめます。
bookmark_borderInspiration file30
かぎ針編みのプチケーキ
直径2cm足らずの小さなケーキは、編み物作家、with ink.のイトウスミさんの作品です。
「日常をちょっと幸せにするかわいいもの」。
そんなコンセプトで作品を生み出しているイトウさん。かわいさがぎゅっとつまった小さな世界を、糸一本でここまで表現できるなんて素敵ですね。
写真のいちごとブルーベリーのケーキは、土台部分は同じ編み図。20番のレース糸をかぎ針0号で編んでいます。
金具をつけてストラップにしたり、バッグチャームにしたり、使い方はいろいろです。長いチェーンをつけたら、ネックレスのペンダントヘッドにもなります。携帯ストラップをつけられないスマホ利用者の間では、イヤホンジャックのアクセサリーとして楽しんでいる人もいるようですよ。
「11月中旬にフランスの手芸雑誌「marie claire idees』が主催する手芸見本市、サボワール・フェールに参加しました。友人のブースに少しだけ作品を展示させていただきました」(イトウさん)
パリで開催された見本市は、一般のお客様も作品を購入したり、ワークショップに参加できたりする、楽しい手芸の祭典です。フランス中から手芸好きが集まる会場は、熱気ムンムン。たくさんの手芸品が並ぶ会場で、日本人ならではの繊細さで可愛く仕立てたイトウさんのニット小物に、パリのマダムもびっくり。あれこれと質問が飛び交う場面もあったそう。
海を越えて、パリのマダムたちにも、小さな幸せをおすそわけ–。
イトウさんのブログには、そのときの様子が詳しく綴られています。
イトウスミさんのブログ「手作り大好き ひとりごと」はこちら
http://plaza.rakuten.co.jp/withink/
bookmark_borderミッキーのあずま袋
もともとは風呂敷を縫い合わせて袋状にしたことから始まったあずま(あづま)袋。長方形の布を直線で縫うだけのかんたんバッグです。ちょぴり懐かしい形が、ビンテージのミッキーにマッチしていますね。作ってくれたのは、ソーイング大好きママの林恭子さんです。
使用した布: G7008-1 (A)、(B)
材料:
□生地(表布A、裏布A):60cm×30cm
(表布B、裏布B):60cm×60cm
ミッキーのあずま袋について、林さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
薄手のシーチングなので初心者でも扱いやすく、作業がスムーズでした。薄手なので表地と裏地を同じ生地で作っても厚くならずに縫いやすく軽く仕上がります。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
昔から使われている普遍的なデザインをカジュアルに使いこなせるよう、可愛い柄生地を選びました。一枚で作ると端処理など面倒な部分を裏地付きにすることで省きました。縫い代の重なりを最小限に押さえるよう縫い方や縫い代の倒し方向を考えました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
生地をバイアスに使うので思った通りに柄が出ないことがあります。縫う前にカットした布を出来上がりにピンで留めてみると形になった時の柄の出かたが見えるので失敗しないと思います。その縫い合わせる場所をマスキングテープやシールなどでマークすると間違いが減りますよ。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
基本は正方形なのでサイズを変えればお弁当袋にもなるし、大きくすればショッピングバッグにもなります。また表と裏の柄を変えてリバーシブルのデザインにもなるので、いろいろなアレンジで自分好みの袋を作ってください!
KF:林さん、どうもありがとうございました! 作り方プロセスも林さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ミッキーのあずま袋の作り方
1.
型紙を置いて、布を裁ちます。使いたい柄の場所に型紙を置いてみると間違いがないですよ。
2.
裁断の後、縫う箇所を予めマステやシールなのでマークしておくと間違いが起きにくいです。
3.
▲(AとB)を縫う。Aの端を1cm縫わない。端を縫わないよう、折り線を付けたりペンで書くといいです。
4.
縫い代を外側へ倒す。
表から見て外側へアイロンを滑 らせるように掛けるとキレイに倒れます。BとBをはいだ所(画面右下)は最終的に底側に倒します。
5.
表袋と裏袋を中表に合わせたところ。BとBをはいだ所(画面左側)は最終的に底側に倒します。
6.
返し口を6cm残し、周囲を1cmで縫う。縫った後、返し口を爪でしごくとひっくり返した後返し口がキレイで縫いやすい。
7.
V字部分に切り込みを入れる。縫い代がたくさん重なっていますが、表地と裏地の一枚ずつを切るようにする。
8.
返し口から表へひっくり返す。返すときに縫い代を折って重ねてから返すと角がキレイに出る。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。