杢糸を使ったダブルガーゼ素材のスモックブラウスです。吸水性もよく、これからの季節にぴったり。袖口と衿ぐりにギャザーを寄せ、パイピングしてふんわりとやさしい雰囲気に仕上げました。大きめの水玉モチーフが涼しげです。
□生地 108cm幅×250cm
□ボタン 直径1.1cmを4個
使用した布:杢ダブルガーゼ H4850-52 (A)
初夏です。日に日に日差しが強くなり、汗ばむ季節がやってきました。今回は、夏の素材として、吸水性もよく、やわらかくでやさしい印象をあたえるダブルガーゼの布を紹介します。その名は「杢(もく)ガーゼ」。杢というのは、「杢糸」のことで、2種類以上の糸を撚っています。
「杢ガーゼ」は、質感、肌触りはダブルガーゼと同じですが、杢糸を入れる事によって、見ためがダンガリーに似た素材感になります。素材の色が普通のダブルガーゼより濃いので、色めが落ち着いて、大人でも着やすいのが特徴。裏は普通のガーゼなので、袖をまくるとリバーシブルのように見えて、おしゃれな着こなしができます。
洋服に仕立てることを考え、モチーフも主張しすぎない水玉や小柄が中心。配色ももとの生地の色合いを生かしています。洋服づくりは難しそう…という方は、簡単に作れるスカーフなどから始めてみてくださいね。布端にレースを縫いつけたり、ボタンをつけたりするだけで、自分だけのオリジナルができあがります。
花畑 H4850-50
小花がグラデーションのように散りばめられた布です。裁ち方によって、花模様の見え方が変わるので、1枚の布でも、作るアイテムによっていろいろと楽しめそうです。写真のように、花畑のようにぎゅっと花がつまった部分を裾ボーダーになるようなワンピースやスカートなんて素敵ですね。
花飾りを製作しているデザイナー、Eau-de, Fleurさんは、アクセサリー製作の話や、日々の暮らしについて発信している人気ブロガー。
ブログには、自作の花飾りを美しくデコレーションした写真や、DIYで「劇的に(!)」変化していくインテリアコーナーなど、思わずどんどんスクロールしてしまうほど、素敵な写真が散りばめられています。
どの写真もセンスがよく、真似してみたいアイデア満載なのですが、なかでも釘づけになったのは、アイアンのオブジェにキャミソールを飾ったディスプレイ。
やわらかな布の質感が、凛としたマテリアルのアイアンと絶妙な組み合わせ。
Eau-de, Fleurさんの作った花飾りが、そこにほのかな甘さをプラスして、空間からやさしい空気が伝わってきます。
ただハンガーに掛けて吊るすのではなく、こんなふうにアイアンのオブジェと一緒に飾ったら、インテリアとしてもおしゃれ。
明日、着ていく服はここに飾る!
こんなふうに、日々の洋服にも「舞台」を作ってあげたら、コーディネートを見直すきっかけにもなって、おしゃれのセンスも磨かれそうです。
Eau-de, Fleurさんのブログはこちら。
http://h-fleur.com/
今回ご紹介するのは、東京・代官山にショップを構える、東京発のファブリックブランド、cocca(コッカ)の「昭和の復刻シリーズ」です。このシリーズは、約50 年前の図案家達によって生まれた昭和の柄をリデザインし、現代のライフスタイルに合う配色を施したものです。昭和の時代に作られていた布の遊び心のある柄行きやはっとする色使いに魅せられ、現代に復刻しました。
「復刻柄は細かいモチーフの連なりなので、雑貨小物類を作るのにも、お洋服を作るのにも適した素材で、子どもから大人まで使える生地なので、ワンピースやスカートも親子おそろいで楽しんでほしいです」(cocca)
綿サテンやドビーなど、素材もさまざまな「復刻柄シリーズ」は、柄行きの面白さだけでなく、質感の違いも楽しめます。
koushi JGC-100 1A, JGC-1001B, JGC-1001C
綿サテンを使った光沢のある布です。春夏をイメージしたオフホワイトにポイントカラーが新鮮な手描きの格子柄。
定番のチェックなので洋服にも取り入れやすい柄です。