浴衣にぴったり。バンブー持ち手のトートバッグの作り方

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ポピーを全体にあしらったスタイリッシュな柄、FinlaysonのJVALMU(ヴァルム)を使ったトートバッグです。作ってくれたのは人気ブロガーneige+さんこと猪俣友紀さん。その日の気分やコーディネートに合わせてオレンジとブルーの両方の雰囲気が楽しめる、うれしいリバーシブル仕立てです。

デザイン・製作:猪俣友紀


使用した布:
Finlayson(表布)JG43600-1(A) (裏布)JG43600-1(C)


材料:
□⽣地
(表布):100cm×30cm
(裏布):100cm×30cm
(⼝布):100cm×20cm
□持ち⼿:外径16cm を1組
□25 番刺しゅう⽷


サイズ:
縦32cm × 横最⼤48cm

バンブートートについて、猪俣さんにいろいろとお尋ねしました。

KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ザ夏!という印象でした。
浮かんだのは浴衣。それに合うバッグと言えば、季節柄バンブートートがピッタリではないかと♪

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
そして生地の素材もそれにまさにピッタリ♪ 
大きな柄で、優しげなターコイズとビタミンカラーのオレンジがとっても引き立って
そこにパープルリネンを合わせたことでキリッとしまり、
リバーシブルにすることで、気分に合わせて使い分けられるのもダブルでお得感です。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
一番難しいのはやっぱり、仕上げの口布を縫い合わせるところでしょうか。
幅広にしているのでミシンでも難なく縫い仕上げることができるかと思いますが、
速度はゆるめで丁寧にゆっくり進めていくときれいに仕上げることができると思います。
また、縫いどまりの切込みも重要で、こちらは縫い代分1cmを丁寧に切っておくことで、縫いどまりまでのステッチを入れるとき、縫い代を片倒しにして段差がなくなるので縫いやすくなります。

このバッグは縫いどまりでの返し縫いが一番重要になりますので、最初と最後の返し縫は必須です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
リバーシブルにしたことでポケットは付けていませんが、お揃いの生地でバネポーチなど作ってみると
またプラスワンな楽しみが増えるかと思います。
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KF:猪俣さん、どうもありがとうございました!バンブートートの作り方プロセスも猪俣さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

バンブートートの作り方

1.
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サイズ通りに生地をカット。
口布になる生地は、あらかじめ片側の縫い代を1cmたおしてアイロンをかけ、折り目を付けておく。

2.
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縫いどまりのところに1cmの切り込みを入れる(縫い代分)。

3.
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縫いどまりから袋口のほうに向けて縫う。

4.
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4か所全て縫い終わったところ。

5.
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同じ生地同士を表合わせにして、縫いどまりから袋の底に向けて縫う。

6.
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表袋、裏袋と縫い合わせたところ。

7.
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表に返し、裏袋を中に入れ、最初に縫った縫いどまりの所を、中の縫い代を交互に片倒しにして画像のようにステッチする。

8.
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口布を画像のように包んで縫い代1cmで縫う。

9.
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口布を折り返し、内側にたたまれた縫い代にステッチを入れる。

10.
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バンブーを挟み、最初の縫い目に合わせてまち針で留めて縫い、仕上げに刺繍で縫い留めて完成。

裁ち方図と作り方はこちら
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