子犬のポーチ

サイズ:縦19.9cm 横22cm

思わず抱きしめたくなるような可愛い子犬のプリントで作ったフラットポーチです。表布側にファスナーがくるデザインで、ファスナーの脇にちらっとみえるストライプの布がアクセントに。マスクやミニカイロ、ハンドクリームなど、バッグのなかで迷子になりがちな小物の収納に役立ちますよ!

デザイン・製作: 中山佳苗


使用した布:
 (ピンク)H11400-403 (A)
(グリーン)H11400-403 (B)


材料(1点分):
□生地(前面表布):30cm×20cm
   (後ろ面表布):30cm×30cm
   (裏布):50cm×30cm
   (ファスナー脇布):10cm×5cm
□ファスナー:長さ20cmを1本

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子犬のポーチについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
犬のイラストが可愛くて大きかったので、1匹をじっくり楽しめるように大きめのフラットポーチを作りました。この布は4匹の犬がいてどの子も可愛いので、4つ作りたくなってしまいます。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
色の組み合わせに気を使いました。ファスナーも1色と考えています。
ファスナーを開けた時に違和感がないようになど、全体の色のバランスを考えながら布合わせをしました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
サイドの縫い方がちょっと変わっています。
プロセスを読んだだけではわかりづらいかもしれませんが、この方法に慣れると、ポーチを縫う時間が短縮でき、とても便利です。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか??
フラットポーチですが思いのほかいろいろなものが入ります。
バッグの中のごちゃごちゃしたものをひとまとめにできます。
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KF:中山さん、どうもありがとうございました!子犬のポーチの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

子犬のポーチの作り方

1.
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脇布の長辺を半分に折り、その折り目(黄線)がファスナー止めから5㎜開けたところにくるように置き、黄線のところをミシンで縫う。

2.
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脇布を折り返したところ。反対側も同じようにする。

3.
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外布に脇布を縫いつけたファスナーを中表で乗せて、上から5mmのライン(赤線)をミシンで縫い、この上に同サイズの中布をかぶせるように置き、上から7mmのラインをミシンで縫う。*脇布の本体布からはみ出した部分は切り落としてサイドを揃える。

4.
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中布を開き、アイロンで形を整え、外布とその下のファスナーを押さえるように、ミシンステッチをかける。ファスナーの反対側も同じように外布と中布にファスナーを挟んで縫い合わせる。

5.
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外布は外布同士、中布は中布同士、底を合わせてミシンで縫う。

6.
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この時前側と後ろ側に来る布の長さが違うので、片方がたるんだ状態になっている。底を縫った後、アイロンで縫い代を割っておく。

7.
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表に返して外布の底と中布の底がピッタリ合うように揃え形を整え、しっかりアイロンをかける。
*ファスナーの上に来る部分(写真では紺布)が左右均等に出ているか注意すること。アイロンで折り目がついたらもう一度裏返して、畳み直しアイロンをかける。この時、外布は山折りと谷折りが逆になるので折り目がずれないように気をつける。

8.
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両サイドを縫う。

9.
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中布を避けて(縫わなかった部分が返し口になる)表布の脇のみをミシンで縫う(赤線部分)。角を斜めにカットして、返し口から表に返す。

裁ち方図と作り方はこちら
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