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2026年1月から始まる新コーナー「スタッフコラム」では、コッカファブリックの運営スタッフがキャッチした気になるモノ・コト・スタイルをお届けします!第1回目は、英語サイトを担当するアメリカ・ロサンゼルス在住のスタッフが綴るジャーナリングのストーリーです。
アナログの世界にハマる人続出!
アメリカでは数年前から、ノートや手帳に日々の記録を手書きで綴る「ジャーナリング」の人気が高まっています。1980〜90年代に大ブームになったスクラップブッキングをはじめ、箇条書きにまとめるバレットジャーナル、旅を記録するトラベルジャーナル、さらにコラージュの要素を取り入れたジャンクジャーナルなどその種類も様々。愛好家が気軽に集まって会話を楽しみながらジャーナリングをするミートアップといったイベントやクラブも続々誕生しています。
ソーシャルメディアの台頭に合わせてよく耳にするようになったジャンクジャーナルは、「ジャンク=ガラクタ」と「ジャーナル=日記」を意味する言葉を組み合わせたもの。その名の通り、お菓子の包み紙、手紙や写真、チケットの半券など、他人にとっては不要なものかもしれない素材や大切なものを用いるのが特徴。デジタルとは違うアナログの世界に没頭することでリラックス効果もあるといわれ、自由な発想ででき上がったページはまるで世界に一つの思い出アルバムのようです。
アンテナショップでトレンドを深堀り!
従来の日記代わりとしてだけでなく、思い出の出来事や旅行を記録するなどマルチに活用できるジャーナリングでは、ベースとなるノートや書くためのペン、一緒に貼るステッカーを選ぶのも楽しみの一つ。その魅力を伝えるのに一役買っているのがステーショナリーショップです。


人種も多様なここロサンゼルスのチャイナタウンにあるPaper Plant Co(ペーパープラントCo)もその一つ。チャーミングなステーショナリーのセレクトショップを経営するのは、日本で育った経験をもち、日本のステーショナリーが大好きというフリーディア・ニイムラさん。
自身がイラストを手掛けたグリーティングカードの販売をきっかけに、ブランドの新規ショップの立ち上げや運営に携わるようになると、「本当に好きな“紙もの”を中心としたお店をつくりたい」という思いが強まり、2020年2月にアメリカではまだ珍しいペーパーアイテムを中心としたブティックをチャイナタウンにオープンしたのです。
時はコロナ禍。街から人が消えるなか、YouTubeを駆使してステーショナリーの魅力を発信し続けました。フリーディアさんの思いと、「この特別な時期を自分の手で記録したい」という人々の思いが重なり合い、やがて多くのジャーナル愛好家が頼りにする存在へと成長していきました。
「TikTokやInstagramの影響も大きく、バレットジャーナルから始まり、トラベルジャーナルやプランナー(スケジュール手帳)を兼用してのジャーナリング、そして今はジャンクジャーナルも人気です。多様なスタイルが支持されていて、いわゆる手帳といわれていたものの使い方も進化しています。毎日、こんな商品がありますか?という問い合わせを受けるんですよ」とフリーディアさん。
特に20代から30代前半の世代では、ニュースをあえて避け、スマホから距離を置きたいという気分や、外出にお金がかかるという現実も、ジャーナリングというアナログ時間の価値を再発見するきっかけになっていると言います。
「Analog is cool!(アナログはカッコいい)」なのだそう。


コーヒーショップとシェアする現在の店舗では、プランナーやジャーナルを彩るステッカーやペンが豊富に並び、オリジナルグッズも展開。ドジャースモチーフのステッカーは近くのスタジアムを訪れる日本人からも人気を集めています。
昨秋には文房具の祭典「BUNGU LA」というイベントを開催し、大盛況。今年も開催を予定しているほか、クリエイティブな人たちに人気のエリアであるハイランド・パークに2店舗目もオープン。「少し広い店舗なので、ここではミートアップやワークショップ、アーティストを招いたイベントも積極的に行って、ジャーナルを愛する人々がつながる場をつくりたいんです」。
アナログの温かさを大切にする新しいステーショナリー文化の中心に、Paper Plant Co.は確かな存在感を放っています。
ジャンクジャーナル作りに初挑戦!
アナログ手帳派として、チケットの半券や思い出のシールを貼るなど、今までもジャーナリングに親しんできた私も、現在流行中のジャンクジャーナル作りに初挑戦。 “ロサンゼルス”をテーマに作ってみました。


話題のドジャースやロサンゼルス発祥のお店、街のあらゆるところで目にするパームツリーなどなど、この街を象徴する私のお気に入りをぎゅっと詰めました。いろんなことに思いを馳せながらジャーナリングに没頭。大充実のひとときでした。
仲間と楽しむイベントも盛んなジャーナリング。何かイベントはないかなと探してみたら、なんとネイチャージャーナリングなるものも。ジャーナリングの世界は奥が深い模様。ますます多くの人を魅了しているようです。
(取材・文 nobuko アメリカ・ロサンゼルス在住)