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 はぎれで作る ミニチュア小物

 小さなスペースでちょこちょこっと作れるミニチュア布小物が、今、ソーイング・ブロガーさんの間で大流行。こちらの写真は、コッカファブリックでもおなじみの人気ブロガー、中山佳苗さんの作品、メルシータグです。
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 子どもの頃、サンリオの商品を買ったときにつけてくれるオーナメントが大好きだったという中山さん。これがヒントになり、自身のネットショップ「Hanaday」でお買い物をしてくださったお客様に’おまけ’としてメルシータグをつけたら大人気。以来、毎回、アイデアをひねってプチ小物を考えているのだそう。

「凝ったラッピングをしなくても、最後に袋にメルシータグをつけるだけで、素敵なギフトに早変わりします!」(中山さん)

中山さんのネットショップは、期間限定スタイル。1月中旬にオープンする回のメルシータグが、冒頭のミニトートです。
この紫の動物柄、どこかで見たような……。そう、「プチプリ」です! 森に住んでいる動物や植物がぎゅっとつまった、北欧風のおしゃれな布。単色で白く抜いたモチーフがポイントです。
この布で「ティアドロップ形スマホポーチ」を作ってくれたのが中山さんです。

このメルシータグ、名づけて「冬のミニトート」。
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「スマホポーチを作ったときのはぎれのうち、紫の方を使って、ちょっと冬っぽいデザインにしてみました。どこが冬っぽいかというと、白い毛糸をくさり編みした持ち手です。何本もくさり編みするのが結構大変でした〜」(中山さん)

ミニトートは、なんとミニブック入り。
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季節によって持ち手の素材を変えたり、ミニブックをプラスしたり……。細やかな演出が話題を呼び、今では「メルシータグ」のコレクターさんもいるそう。
中山さんのブログには、歴代のメルシータグを紹介するコーナーもあって、そこにはミニクッション、プチテトラ、Tシャツなど、さまざまなアイテムが登場。発想の豊さに圧倒されます。

はぎれで作れるミニチュア小物、「メルシータグ」のように、ギフトアイテムにも大活躍しそうですね!