口を絞ると自然にフリルができる巾着バッグです。使った布は、墨汁で描かれた繊細なタッチと幻想的な世界観が魅力のイラストレーター、杉本さなえさんとのコラボレーションファブリック。生地耳に沿ってお花のモチーフがラインのようにデザインされているのがポイント。この作品では、ここをフリルに使っています。やや薄手の綿麻シーチングは、バッグやポーチはもちろん、大胆に柄を活かしたワンピースやスカート、ブラウスなど、お洋服にもおすすめです。
シンプルフリル巾着バッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
物語を感じるやさしくて雰囲気のある柄に惹かれました。大きな柄を活かしつつ、柔らかな印象にしたくて、ふんわりとした巾着にしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
巾着を絞るだけで、フリル状になるようにデザインしました。ひもを絞らなければシンプルなトートとして使えます。布端にあるライン状の柄をフリル部分に使うのがポイントです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
マチを三角に折って作ると、時々斜めになってしまったりしますよね。マチ幅の半分(8センチ幅なら4センチ)の正方形を、縫い代を避けて底辺に描いてから広げると、歪みのないマチ線ができますよ。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
ダークカラーでシンプルなファッションに似合いそうです。大小で作ってダブル持ちするのもいいですね。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!シンプルフリル巾着バッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。