口を広げてトートバッグ、きゅっとしぼって巾着バッグ、片側を肩にかけてナップサック風と、3通りの持ち方が楽しめるバッグです。使った布は、「MUDDY WORKS by Tomotake」の[ラダー]。ボーダーにラダーを合わせた柄は、シンプルななかにデザイナーのトモタケさんの遊び心が散りばめられています。素材は人にも環境にも優しい、100%オーガニックコットンを使用。安心・安全にお使いいただけるこだわりのオーガニックオックスです。
3wayトートバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
クールなボーダーの中に梯子(ラダー)がかかっていて、可愛さもあるおしゃれな柄です。老若男女問わず、使えそうな素敵な柄なので、いろいろな形で使えるトートバッグにしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
1メートルの布1枚で完成できること。「まっすぐ切る」「まっすぐ折る」「まっすぐ縫う」で、でき上がること。巾着口で閉じることもでき、ナップサックのように持つこともできます。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ラダーの位置で、柄向きがある生地なので、表布は底ではぎ合わせました。でも実は、逆から見ても問題ない柄なので、内側は一枚仕立てで作りました。
柄向きを気にしない場合は、外布も内布と同様に一枚布で大丈夫です。内側も柄向きが気になる生地を使う場合は、外布と同じようにはぎ合わせて作ってください。
また、1メートル内で仕上げるために、ひもは75cmを2枚使って1本にしていますが、生地が長ければもちろん1枚で作ってOKですし、ロープ等で代用してもよいです。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
ファッションに合わせて、口を広げたトート、きゅっと絞った巾着、片側を肩にかけてナップサック風、と、いろいろなシルエットで楽しんでくださいね。お子さんのナップサックとしてももちろん使えます。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!3wayトートバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。