キッズ用ダブルガーゼのバルーンスカート

サイズ:120-130cm, 着丈44cm

肌さわりのよいWガーゼを使ったバルーンスカートが登場。作ってくれたのは、8月にストライプ柄のキャミソールワンピースを作ってくれた、服飾作家の米倉由賀(Francesca*amam label)さんです。petit trefleシリーズから、女の子が好きそうな、カップケーキ柄を選びました。

デザイン・製作:米倉由賀(Francesca*amam label)


使用した布:
petit trefle P24600-602 (A)


材料:
□生地: 110cm幅×1.5m
□平ゴム:8mm幅を45cm

blog

バルーンスカートについて、米倉さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
やわらかい質感と、可愛らしい柄なので、それを活かしポップな仕上がりにしようと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
このガーゼ生地は、裾がほつれやすいのですが、仕上げの際にちょこちょこ切るのも楽しい作業です。嫌がらずこの草ぬきのような単調な作業を楽しんでみてください。私は、テレビを観ながらのんびり行います。休憩にもなるのでいいですよ^^ 素材自体はギャザーを入れやすく縫いやすいと思いました。また、カワイイ柄ですが、遠くからみると不規則なドットのようです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
折線を活かして、作業効率を上げます。ほつれが出やすいので、あまり生地同士が擦れないようにしました。

KF:実際に使うときのコーディネートアドバイスをお願いします。
小さい赤ちゃんから、小学生まで衣類にしても楽しめる柄、素材です。トップスに柄物を合わせても、コーディネートしやすかったです。
素材の軽さが見た目にも出るので、ガーリーなコーディネートを楽しめます。秋には、ティペットとブラウスとあわせて、ちょっとクラシックな装いもいいですね。

KF:米倉さん、どうもありがとうございました!バルーンスカートの作り方プロセスも米倉さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

作り方
1裁断
1. 裁断は、四角い製図なのでとても楽にできます。ノッチもこのときに入れて、ゴムも先に切っておきましょう。


2アイロン
2.スカート(1)(2)のウエストと、裾を先にアイロンしてきます。アイロンする事で作業が楽になります。スカート(1)のウエストのみ、1cmに折った後更に2cm幅で折って三つ折にします。

3脇2
3. 脇を縫います。スカート(1)のウエスト部分にはゴムを通す穴が必要ですので、
画像の用に、ピンを打って目印を付け、1cmぐらいの幅を縫わずにあけておいてください。

4脇(2)
4. 脇を縫ったら、アイロンで割ります。

5ギャザー
5.スカート(2)のウエスト、裾に端から5mmのところに大きめの目でギャザー用ステッチを入れます。糸調子は少しきつめにしてもらうと、自然にギャザーがよってきます。実際のミシン目は5mmで行っていますが、ミシンによって調整が違いますので、一度ハギレなどで試してみてから、実際に行ってください。ギャザーの際は目立つように、生地と違う色でするとわかりやすいです。

6中表縫い合せ
6.スカート(1)(2)の裾を中表にあわせて、ピン打ちし、縫います。この時、ノッチを合印にしながらピン打ちをしていくと均等にギャザーが入ります。縫った後は、アイロンで割ります。ギャザーを均等に広げながらすると美しいギャザーが入ります。

7ベルト通し
7.スカート(1)のウエスト部分をスカート(2)の中から通し引っ張り出します。
この時点で、(1)(2)共に表になっています。(1)のウエスト部分は三つ折になるのですが、折り込まれている端の1cmの部分と(2)のアイロン折線を合わせ、ピンで打っていきます。全体が固定できたら、ミシンで一気に縫い合わせます。この時も同様ノッチを合印としてピン打ちすると均等なギャザーが入ります。ステッチは、1mmの端ミシンで仕上げてください。

8ゴム通し
8.最後にゴムを通し、1cm程重ねて「Z」の形にステッチをしてください。ゴムを中に入れます。

9完成
9. 全体にアイロンをあてたら完成です。

製図はこちら
button_tt

コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。