布+革で作るカードホルダー

サイズ:縦8cm、横10cm

北欧の木のおもちゃをイメージした、可愛らしい動物柄を使ったカードホルダーです。制作してくれたのは、9月にechinoの生地でメガネケースやランプシェードを披露してくれたAnriさんです。革をプラスしておしゃれに仕上げてくれましたよ。

デザイン・製作:Anri(http://ananrinrin.blog51.fc2.com/


使用した布(本体):
toistaa P25500-500 (D)


材料:
□生地(本体):30×10cm
□合成皮革(ポケット、ループ):20×10cm
□中厚接着芯:30×10cm
□薄手ビニール:10×10cm
□革ひも:直径0.2cmを90cm
□好みのチャーム

cs29_cardholder

カードホルダーについて、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
はっきりした小さな柄だったので、大きな面積に使うより、小さなものにした方が可愛いかと思い、雑貨を作ろうと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
バッグやポーチでもそうですが、一部分でも皮を合わせるとちょっと本格的な雰囲気になると思うんです。でも、今回は家庭用ミシンでも楽に縫えるように、合皮を使いました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
合皮を組み合わせると仕上がりは締まりますが、一度ミシンを掛けると針のあとが残るので、縫い直しできません。特に最後は、ゆっくりゆっくり、慎重に進めるといいと思います。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
表のポケットにはIDカードや名刺が入って、逆さまにしても落ちない程度のジャストサイズです。ネックストラップだけでなく、短いチェーンなどでバッグにつけて交通系カード入れに、上部を閉じるのではなくファスナーを付けてポーチ機能を足す、など用途に合わせてアレンジしても便利だと思います。

KF:Anriさん、どうもありがとうございました!カードホルダーの作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

カードホルダーの作り方
1.材料をそろえます
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裁断した形がそのまま仕上がりの形になるので、特に合皮はローラーカッターなどでスパっと裁断するといいと思います。今回使った布は、方向のある柄だったので、表と裏を別に裁断しましたが、柄に方向がない布の場合は、底を続けて裁断する方が楽にキレイな仕上がりに。ビニールは、ホームセンターでテーブルクロス用に売っている薄いものを使いました。


2.布を縫い合わせます 
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布を縫い合わせたあと、角の縫代をカットします。小さなものなのでキレイに返すのは難しいですが、返す前に縫い代をアイロンで割っておくと返りやすいです。


3.合皮の表ポケットを作ります
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裏にビニールを合わせ、くり抜いた内側をぐるりと、ポケットの入り口となる上端をミシンでとめます。合皮は針のあとがつくため縫い直しができません。直角に方向転換する時にはミシン目を細かくして調節したり、ゆっくり進むと失敗しません。後の工程で入る同じようなステッチとつながるように、上端を縫う際には、縫い始めと終わりは一目分開けておくとキレイです。また、この部分の端糸の処理は最後にするとほどけてくるのを防げます。


4.すべてのパーツを縫い合わせます
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厚みもあり、あとがつくため待ち針は使えません。このようなクリップが便利です。


5.裏側にもポケットをつけます
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裏側の布は1.5cmしか見えないので、どの部分を見せたいか、吟味するといいと思います。


6.革ひもを通して完成です!
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柄行きを選んだためにできた端切れと、合皮の表側をくり抜いた時の余りで、小さなチャームも作って遊んでみました。

裁ち方図と作り方はこちら
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