裏布に9.5号帆布を使ったしっかり仕立ての巾着バッグです。使った布は「Homemade Utopia」シリーズの[Tanpopo]。手作りのものがあふれるやさしい世界をイメージしたテキスタイルは、自然な色合いで心地よい雰囲気が漂います。シンプルな洋服コーデのアクセントにもおすすめです。
使用した布:(側面表布)EWX-3901-1A
材料:
□生地(側面表布):65cm×30㎝
(側面裏布・底(9.5号帆布)):95㎝×35㎝
□バッグテープ:3㎝幅×1m
□ワックスコード:直径0.3㎝を125㎝
サイズ:縦27㎝ 横25㎝ まち幅11㎝
オーバル底の巾着バッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
大きめの柄で印象的でありつつも、自然な色合いで見ていて心地よい雰囲気。使われている色数も多いので、合わせられるものの幅が広くて使いやすいです。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
色柄をしっかり見せたかったので、底、内側に9.5号帆布を使って形をしっかり出して、面として柄がよく見えるようにしました。
巾着といっても、口を引き絞って閉めるためではなく、ひもを引いてお好きなシルエットにするための巾着型です。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
側面下辺に切り込みをしっかり入れて、底面のカーブ部分によく沿わせて縫いあわせていきましょう。ショルダーひもは、まっすぐ上に伸びているかよく確認して、上部だけを四角く縫いとめます。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
無地のワンピースなど、すっきりしたファッションと合わせると、バッグの色柄がよいポイントになると思います。帆布を使った分かなりハリがあるので、ひもを引かず、広げたままの四角っぽい形も楽しめますよ。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!オーバル底の巾着バッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
オーバル底の巾着バッグの作り方
準備
材料を用意し、寸法どおりに裁ちます。
1.
底表布の中央にバッグテープを仮どめします。
2.
側面表布を中表で半分に折り、縦辺を縫います。
3.
側面表布の縫い代を割り、底表布と中表で合わせます。※表布の下辺縫い代部分のカーブにあたる部分に切り込みを入れます。
4.
裏布の上から7cmを残して、縦辺を縫います。
5.
縫い代を割り、残した7cm部分を縫い抑えます。
6.
側面裏布と裏底布を3と同様に縫います。
7.
底表布、底裏布のカーブに切り込みを入れ、底の縫い代を内側に折っておきます。
8.
表袋、裏袋の口辺を1cm裏側へ折ります。
9.
3cm幅で裏袋の口辺を折り、表袋のみ表に返して裏袋を外表で重ね入れます。
10.
裏袋の口辺を表袋の口辺に1cm重ね合わせます(テープは避けて縫います)。
11.
テープを上側へ伸ばし、四角く縫いとめます。※両側とも。
12.
ワックスコードを通したら交差させてバッグテープの外側を結びます。
13.
完成です!
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