ファスナー付き。たためるサブバッグの作り方

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*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

サイズ:縦約33cm 底の長径30cm 短径20cm

お財布やスマホだけ持ってお出かけしたいときや、荷物が増えそうなときに便利なのがファスナーつきのこぶりのバッグ。使った布はechinoの刺繍布。軽くてやわらかなコットンリネンのシーリングは、サブバッグとしてたたんで持ち歩けるので便利です。持ち手に使ったグレーの無地もechino。刺繍と同色の糸でステッチを入れました。

デザイン・製作:くぼでらようこ


使用した布:
(表布)echino ~flag~(EKX-91010-10c)
(裏布・持ち手・内ポケット・ファスナー端布)echino(JG-95410-10K)


材料:
□生地(表布):97cm幅×70cm
   (裏布・持ち手・内ポケット・ファスナー端布):105cm×90cm
□中厚手接着芯:95cm×60cm
□フラットニットファスナー:長さ32cmを1本
□丸カン:直径1cmを1個
□グログランリボン:幅0.7cmを45cm

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*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

ファスナーサブバッグについて、くぼでらさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
鳥がフラッグを運んでいるような柄の生地で、お洋服にも使える軽やかさがあります。生地の印象を変えないように接着芯は中厚地を使用しました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
たためるサブバッグとして使えるようにフラットニットファスナーを使い、軽いバッグにしました。荷物をたくさん入れても手が痛くならないように持ち手を太めにデザインしました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
柄に向きがあります。一方向断ちをお勧めします。ファスナーの両端につけた布は、返し口から表に返したときに目打ちで整えると綺麗に仕上がります。
持ち手の長さはお好みで、肩にかけられるようにショルダーにしたい方は少し長めに裁断されることをお勧めします。

KF:実際に使うときのアドバイスをお願いします!
主役のバッグというよりは重宝する脇役のバッグとしておすすめ。電車の棚に乗せても袋口がファスナーなので安心です。一つあると便利なバッグです。ぜひ作ってみてください。

KF:くぼでらさん、どうもありがとうございました!ファスナーサブバッグの作り方プロセスもくぼでらさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。


◎ファスナーサブバッグの作り方

1.
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表布、内布、接着芯を裁断し、ファスナーを32cmに調整する。

2.
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ファスナーの両端に端布を縫いつける。

3.
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表布、内布のタックをたたみ仮止めする。

4.
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持ち手を縫いつける。

5.
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口布と側面を縫い合わせる。

6.
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側面側に縫い代を倒しステッチを入れる。

7.
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内ポケットを作る。

8.
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内ポケットを口布に仮止めする。

9.
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内布の口布と側面を縫い合わせる。

10.
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ファスナーを表布に仮止めする。

11.
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内布を中表に合わせ、ファスナー口を縫う。

12.
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ファスナーがつきました。

13.
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脇を縫う(返し口あり)。

14.
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表布、内布とも底を縫う。

15.
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底がつきました。ファスナーの引き手にグログランリボンを飾り付け完成。

◎裁ち方図とソーイングレシピ
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PDFでもダウンロードできます

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