布と布をつないで作るパッチワークのバッグです。使った布はアメリカのキルト作家、トーマス・カウアーさんデザインのwanderlust。花柄とはち柄を組み合わせました。ピースワークは大きな四角をつなぐだけなので、パッチワークビギナーさんでも大丈夫。「風呂敷がヒントなので、和服や浴衣のサブバッグにしても素敵です」と作者のあんりこさん。きれいに作るコツは、正確な裁断と丁寧なアイロン。ぜひ挑戦してみてくださいね。
使用した布: パッチワーク布A: wanderlust JG50600-601 (C)
パッチワーク布B: wanderlust JG50600-602 (A)
本体裏布・持ち手:wanderlust JG50600-602 (B)
材料:
□生地:(パッチワーク布A)90cm×20cm
(パッチワーク布B)80cm×20cm
(本体裏布・持ち手)60cm×50cm
□接着芯:10cm×15cm
ピースワークのFUROSHIKI鞄について、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
アメリカのキルト作家さんがロンドン旅行の思い出をモチーフにされた布だと聞き、ロンドン→骨董市→ヴィンテージ的思考をしました。グレイッシュなトーンなので、古布をつないだイメージで考えてみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ピースワークが不慣れでも(私自身もそうですが)、気軽に布合せが楽しめるように、大きな四角をつないで正方形を…風呂敷バッグをヒントに、正方形から立体感を出す形を考えました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
正確な裁断と丁寧なアイロンで、作業効率も完成度もグッとあがります。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
普段使いはもちろんですが、風呂敷がヒントなだけに、和服や浴衣を着た時のサブバッグとしてお使いいただいても素敵だと思います。
KF:あんりこさん、どうもありがとうございました! ピースワークのFUROSHIKI鞄の作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ピースワークのFUROSHIKI鞄の作り方
1.
裏布はつきますが、重みのかかるアイテムなので、縫い目が開いて隙間ができないよう、縫代は割らずに分散できるこの方法で処理してください。
2.
柄行きは、お花もBUGたちも外側を上にしてください。真ん中のお花は底に当たるので方向は問いませんが、特に外側のお花が逆だと後で目立ちます。
3.
表布と裏布を縫い合せたところです。このように持ち手の差し込み口を開けておきますが、表に返す前に、丁寧にアイロンで折っておいてください。
4.
タックを止めながら外周にコバステッチをかけますが、タックの向かい合う所が開かないよう、先に山の裏側に仮ミシンを二目程度入れておきます。
5.
完成です。サイドの三角をペロンと外側に折り返すと、裏布がチラ見えで可愛さUPです。
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