ふわマチのショルダーバッグ

サイズ:縦22cm 横(入れ口)32cm まち6cm

ダブルガーゼならではのふんわりとした雰囲気を生かしたショルダーバッグです。使った布は、obikoの「Birds and roses」。このバッグの特徴は何といっても底マチ。「本来まっすぐに縫うだけのマチをタックをとってから縫うことで、ふわっと優しい印象のマチになったと思います」と作者の杉野未央子さん。ほどよい長さのショルダーひもは、厚手のコートの上からでも無理なく肩にかけられます。

デザイン・製作:杉野未央子


使用した布:
 obiko JG50510-1 (A)


材料:
□生地(表布・肩ひも):70cm×70cm
   (裏布)50cm×60cm
□接着芯:10cm×15cm
□ボタン:直径2.2cmを1個

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ふわマチのショルダーバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
軽やかな優しい印象を受けました。
どこか懐かしいような花柄とアクセントの小鳥のバランスも愛らしくて全面に大きく使いたいと思いました。
ダブルガーゼならではのふんわりとした優しい雰囲気を活かしたデザインにしました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
今回のバッグの特徴は、なんといっても底マチです。本来、まっすぐに縫うだけのマチをタックをとってから縫うことで、ふわっと優しい印象のマチになったと思います。
このことで、縫い目自体はまっすぐなのに、全体的に丸みのあるデザインになりました。
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KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
わりとシンプルなデザインなので、あまり難しくはないと思います。
もし、フラップのボタンホールに不安がありましたら、フラップ使いにせず、細いロープやリボンなどでボタンを留めるようにしても良いと思います。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
素材や色柄的に、春夏のお洋服にはもちろん合いますが、秋冬も 明るい色のニットやコートに合わせていただくと可愛いと思います。冬の白も良いですよね。冬場のフワッと厚手のお袖でも、無理なく肩にかけられる 余裕をもったショルダー長さにしてあります。

KF:杉野さん、どうもありがとうございました! ふわマチのショルダーバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

ふわマチのショルダーバッグの作り方

1.
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布を寸法通りに裁つ。

2.
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フラップ布の裏に接着芯を貼る。

3.
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表に返し、ボタン穴を作る。

4.
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肩ひもを作る。外表に四つ折りにして、5本ステッチを入れる。

5.
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表袋と裏袋を作る。2枚を中表に合わせて入れ口以外を縫う。表布は柄が逆さまにならないように中表に合わせる。

6.
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マチを10㎝とって線を引き、6cm幅にたたむ。余分な縫い代をカットする。

7.
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裏袋のマチも同様に縫う。

8.
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表袋のみ表に返し、表袋、裏袋の入れ口の縫い代を折り込む。

9.
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表袋と裏袋を外表で合わせて、肩ひもとフラップをはさんで仮とめし、ぐるりと縫う。

10.
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ボタンを縫いつける。

裁ち方図と作り方はこちら
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