ウエストゴムのギャザースカートは、腰まわりがダボついて太って見えるからイヤ・・・。そんな”常識”をくつがえす、ウエストスッキリのギャザースカートが登場です! スッキリの秘密は高めウエストのヨーク。echinoの新柄、Blossomの大柄を大胆に使って印象的に仕上げました。
使用した布: (ヨーク、前後スカート) echino JG96900-900c
材料:
□生地(ヨーク、前後スカート):110cm幅×1.6m
(ポケット):50cm×30cm
□ゴムテープ:6コールを1.8m
ヨークギャザースカートについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ハリの強い素材感を活かし、この素敵な大柄を布幅いっぱい使った、ふわっと広がるスカートにしてみました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
これだけのボリュームがウエストまでくるともたつくので、ヨークを…また主役になれるよう、ウエストはゴムでもシャーリング風なややハイウエストに…そして、ポケットの底側にギャザーを寄せることで腰周りが広がるのを抑え、前からのシルエットを縦長にスッキリさせています。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
長方形、それも布幅から耳を落としたサイズなので裁断は楽々です。ただ、ほぼ2倍のギャザーは縫いながら手でミシンを補助してあげると細かなギャザーが作れます。
KF:着こなしコーディネートのアドバイスをお願いします!
春まではダークカラー、春からは白やペールトーン…トップスを変えるとまるで違った印象になりましたよ。今すぐから、長く楽しめる柄のお洋服かと思います。
KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!ヨークギャザースカートの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ヨークギャザースカートの作り方
1.
ポケットを作っています。このように底側にギャザーが入り、この時点では上側がつれた不自然な状態ですが、ヨークがつくと落ち着きます。
2.
スカートは距離が長い事もあり、平らなうちに、上にジグザグミシン、裾に折り目をつけておくと作業効率がいいです。また、ヨークとスカートの縫代は片倒しですが、ギャザーが入るとジグザグが外れやすいので、別々にかけておくと失敗しません。
3.
ヨークを作っています。細いゴムを3本入れるためにステッチが4本入ります。最終的にはゴムでクシャっとなるので、それほど神経質でなくても大丈夫です。
4.
ギャザーを寄せながらヨークを縫い合わせています。堅めの生地で分量も多いので、このように目打ちなどで細かいギャザーになるよう助けてあげるとキレイです。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。