エレン・ベイカーさんの新シリーズ、Monochromeの綿麻キャンバスを使ったポーチです。口布にブルーストライプの布を合わせて、夏らしい、さわやかなトーンに仕上げました。ギャザーを寄せてふんわりさせているので、見た目よりもたっぷり収納できます。作ってくれたのは、人気ブロガーでハンドメイド作家のkomihinataこと杉野未央子さんです。
使用した布: ellen baker Monochrome JG42300-300 (B)
材料:
□⽣地(側⾯表布):30cm×30cm
(⼝布表布):20cm×10cm
(タグ、裏布):50cm×30cm
□ファスナー:⻑さ20cm を1本
ファスナーギャザーポーチについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
シンプルな形が並んだデザインなので、とても合わせやすそうだと思いました。
色は単色ながら、濃淡があるので平面的にならず、動きが出て楽しいです。
今回、ギャザーを入れて使いましたが、生地質がしっかりしているので
ふわっと立体感が出て良かったです。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
ギャザーを入れてぽってりとしたシルエットのポーチにしました。
外側内側両方にギャザーを入れて作るので、入れ口に対して容量が多く
物がたくさん入ります。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
口布と縫い合わせるとき、布にギャザーが寄っているので少し縫いにくいかもしれません。
縫い線に対して直角になるようにギャザーの線を整えながら縫い進めてください。
目打ちなど先の細いもので押さえるようにすると縫いやすいと思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
黄色と相性抜群の水色を組み合わせました。
白や明るい色のバッグと一緒にお持ちいただけると
夏らしいこの色合いが映えると思います。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!ファスナーギャザーポーチの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ファスナーギャザーポーチの作り方
2.
側面表布に、まわりを0.5㎝ずつ折ったタグの布を縫いつける(上辺、右辺から各5㎝の位置)。
3.
側面表布、側面裏布の上下辺を、粗いミシン目で2本縫う(端から0.2cmと0.4㎝)。
上糸のみ2本一緒に引いて18㎝幅にする。
4.
ギャザーを整え、口布と側面表布と中表に合わせる。縫い代は口布側に倒す。
5.
表布と裏布を中表に合わせ、ファスナーを挟んで縫う。
ファスナーの下止めを布端から1.5㎝の位置にする。反対辺も同様に。
6.
表袋、裏袋になるように折り、脇を縫う。
このときファスナーのムシ(エレメント)は、裏袋側へ倒す。裏袋側には返し口を残す。
7.
脇は縫い代を割り、まちを4㎝とって縫い、余分は切り落とす。4か所作る。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。