スマホ生活に慣れ親しんでいるみなさん、たまには「ノート生活」を楽しんでみませんか?
忙しい毎日、ふっと手をとめて日々のあれこれを書き留める……。白紙のノートに向きあうと心もちょっぴり引き締まります。今回はそんな「ノート生活」をいっそうスペシャルにしてくれる「ノートカバー」が登場! 背にも袖にもポケットをいっぱいつければ、自分だけの秘密基地のでき上がり(笑)。使った布は、PUSH PIN* × KOKKAの黒猫のロロ「おさんぽ柄」。作者は、アイデアいっぱいの作品づくりが人気の中山佳苗さんです。
使用した布: HG2303-1 (B)
材料:
□生地(表布a・b・c):70cm×30cm
(表布d(ギンガムチェック)):20cm×30cm
(ポケット・背布(ストライプ)):20cm×50cm
(裏布(水玉プリント)):40cm×30cm
ノートカバーについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
小学生の女の子が好きそうな柄だなぁと思いました。
「ランドセルの中から出て来たら可愛いな」と思うものをイメージしながら布合わせ&デザインしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
背の部分にポケットを付けているので、ここにペンや定規が入ります。
左側のノートの差し込み口には2分割のポケットを付けました。
上段はカードサイズ、下段はポストカードサイズです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
背中の部分(ストライプの所)にポケット用の布を乗せ、両方の縫い代を一緒に内側へ折り込むのですが、ポケットの入口部分は布が重なっているため、折り目通りに折ろうとすると布が引きつってしまいますので、ポケット布を少しだけ緩めに折るようにすると、きれいに仕上がると思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
小学生の必需品でもある連絡帳に、このカバーをするといいのではないかと思います。
自分のノートだということがすぐわかるし、お手紙をポケットに挟んでおくこともできます。普通のノートにこのカバーをするだけで、とってもオンリーワンなノートにランクアップしますよ。
KF:中山さん、どうもありがとうございました!ノートカバーの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ノートカバーの作り方
1.
厚紙で作ったアイロン定規を使うと、きれいな折り目が簡単に作れます。
今後も使えるように、1cm幅を3つと1.5cm幅1つ、ボールペンで線を引いたものを作りました。
2.
ポケット部分の縫い代1.5cmを折ってアイロンをかける。
3.
折った部分をいったん開き、布端と折り筋を揃えるように折り直しアイロンをかける。
5.
折り目を押さえるようにミシンで縫う(赤い線のところ)。
同様に左右の差し込み口の端も三つ折りしてミシンで縫う。
6.
背布と背のポケットは両サイド1cmを内側に折りアイロンをかける。
7.
ポケットの入口はジグザグミシンをかけ、1cm内側に折り、ミシンステッチ。
8.
本体表布の上に背布、その上にポケット布を中心を合わせて置く。
9.
縫い代を内側に折りまち針で留め、布の端をミシンで縫う。
10.
反対側も同様に縫い、ポケットの縦中心に仕切り用のステッチをかける(黄色い線)。
11.
左側のノート差し込み口の上にポケット布を重ね、仕切り線(赤い線)を縫う。
12.
本体内側(裏に接着芯を貼ってある)の上にノート差し込み口等をのせ、端から5mmのところに仮留めミシンをかける(黄色い線)この上に本体表布を中表に重ね、返し口を残してぐるりと1周縫う。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。