手書きで描かれた大小の格子柄を活かした大きめのトートバッグです。布はnaniIROシリーズの「Bed-Grass・・・Cozy」。「小さい格子は口辺に、大きな格子はポケットのラインに。ハトメを多めに使って、結び目も見せるデザインのロープハンドルにしました」(作者・杉野さん)。さわやかなブルーはこれからの季節にぴったり。内布は紺色と白の帆布。リバーシブルバッグとしても楽しめますよ。
使用した布: naniIRO Bed Grass・・・Cozy JG10321 (A) 真玉(matama)
材料:
□生地(表布):110cm幅×50cm
(裏布a(帆布)):90cm×50cm
(裏布b(帆布)):30cm×50cm
□接着芯:80cm×10cm
□ロープ:直径0.8cmを1.4m
□ハトメ:内径1cmを8組
□ボタン:直径1.5cmを2個
ロープハンドルのトートバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
線画風のシンプルでスタイリッシュな大小の格子柄が美しかったので、全面で活かせるように大きな作品にしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
小さい格子が生地の両側にあるので口辺に使い、大きな格子はポケットのラインになりました。
極力切らず、折りたたむ形でポケットにしたのもポイントです。
ハトメを多めに使って、結び目も見せるデザインのロープハンドルにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ハトメをつけるのは、難しそうに思われるかもしれません。私自身、以前はハードルが高かったです。
でも、一度やってみるとバッグの雰囲気が一気に変わるので、楽しいと思います。
穴を開ける位置を間違わないように、しっかり測って印をつけてくださいね。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
シンプルなワンピースや、白シャツにデニム、といったクール目のファッションに合わせたら
大人っぽくてカッコ良いと思います。
リバーシブルでも使えるデザインなので、内側は全然違うタイプの色柄を選ぶと
また違った雰囲気を楽しんでいただけます。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!ロープハンドルのトートバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ロープハンドルのトートバッグの作り方
4.
まちを10cmとって縫い、余分は切り取ってジグザグミシンをかける。
7.
外袋、内袋ともに入れ口をそれぞれ内側に折り、アイロンをかける。ポケットが互い違いになるように、外袋に内袋を外表で合わせて、入れ口をまち針でとめる。
9.
ハトメ用の印をつけて穴を8か所あけて、ハトメを打ちつける。ハトメの穴より0.2cmほど小さめにあけておくとしっかりはまる。
10.
ロープを通して両端をそれぞれきつく結ぶ。ほどけてきそうで心配であれば、ほつれどめかボンドでとめておく。
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