スウェーデン伝統の民芸品、ダーラナホース柄を主役にした、遊び心いっぱいのトイボールです。制作してくれたのは、本サイトで、echinoのランプシェードや、革+布のカードケースなど、おしゃれな作品を披露してくれたAnriさんです。
ダーラナホースのトイボールについて、anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
この布を手に取ってまず浮かんだイメージはおもちゃでした。大柄は切り刻んでも案外可愛かったりするので、思い切って差し色効果に使わせていただきました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
この布を小さく使うといっても、何種類もの素敵な鞍をつけている馬たちを切るのはもったいなかったので、ハギは6枚と広めにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
出来上がり線を正確に合わせることです。立体のものは慣れないと作りにくいと思いますが、大きさがあるのでやりやすいと思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
中綿具合で使い道はいろいろだと思います。お子様やワンコのおもちゃにするには、ギュギュっと詰めて…ふんわり詰めれば、ちょっとした枕や肘置きなどクッション代わりに…拡大縮小も簡単ですから、目的に合わせて応用できます。
KF:Anriさん、どうもありがとうございました!ダーラナホースのトイボールの作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ダーラナホースのトイボールの作り方
1.
裁断は丁寧にします。普段はしませんが、出来上がり線を裏に引いてしまうと楽です。ボールなら出来上がり寸法が多少変わっても問題ありませんが、6枚ハギの場合、少しのズレも出来上がりでは12倍の誤差になるので、裁断を正確にしておくに越したことありません。
2.
中表に縫い合わせます。頂点の縫代は縫わず、頂点から頂点まで縫います。こうすると縫代がつれることがありません。
3.
3枚ずつ縫い合わせた2組を、返し口を残してぐるりと縫い合わせます。この手順で縫っていくと、頂点に穴が開いてしまうのを防げます。
4.
返し口から表に返し、中綿を詰めたら、最後に返し口を閉じて完成です。
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