ウエストでキュッとしばったキュートな巻きスカートです。使った布はKESHIKIの新柄、「denen」。綿麻のライトプリペラは軽めの生地でざっくりとした風合いなので、洋服づくりにおすすめです。
使用した布: KESHIKI JG30003-1A ライトプリペラ
材料:
□生地:110cm幅×2m
□ゴムテープ:幅1.5cmを90cm
□かぎホック:ホック幅1.7cm、アイ幅2.8cmを2組
ラップスカートについて、羽田さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
クールな印象の柄の中にも、何処か懐かしさやキュートさを感じました。そんな布から受けた印象をスカートにしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
初心者の方に、作ってみようかな?と思っていただけるよう、シンプルでわかりやすいパターンになるよう工夫しました。ウエスト部分から立ち上がりを入れてゴムにすることで、ふっくらキュートなデザインに、ベルトとスカートは斜めにカットを入れて、クールな点も取り入れて仕上げました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
難しいカーブなどはなく、縫いやすいと思いますが、直線縫いだからと油断をすると、生地が少しづつ、ずれてしまいます。面倒くさがらず、小まめにまち針を止めて、ずれないように縫っていくと綺麗に仕上がります。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
ウエストをポイントにしたデザインですので、トップスをインしてコーディネートをお楽しみいただければと思います。トップスの色を替えるだけでも、印象がかわります。また、裏地は付いておりませんので、お手持ちのペチコートをはいてご利用くださいませ。
KF:羽田さん、どうもありがとうございました!ラップスカートの作り方プロセスも羽田さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ラップスカートの作り方
1.
後ろの縫い合わせる部分の柄の配置を決めながら、型紙どおり裁断(縫い代込み)する。ベルトは縦に裁断する。
2.
ベルトを半分に折り、ミシン。この時、端まで縫わずに端から1cmの所で縫い止める。
3.
ひっくり返して、縫い代を中に入れ込み、端から2.3ミリのところで、ミシン。
5.
後ろ中心を柄の縫い合わせ位置に注意しながら、1cmの縫い代でミシン。端の処理をする。
6.
縫い代を片側に倒して、表からステッチをかける。一手間ですが、これをすることで、丈夫に作ることができます。
8.
ウエスト位置、端から6.5cmの所で折り、さらに1cm内側に折り、ミシン。ミシンをかけた位置から2cm幅で上にもう一本ミシン(ゴムを通す所を作る)。
10.
1.5cm幅のゴムを通す。ゴムがひっくり返らないよう、まっすぐ通す。このとき、ゴムが中に入ってしまわないよう、洗濯バサミなどで止めておくとよい。
12.
フックを左右のウエストに縫い止める。個人差がありますので、ご自身で巻きつけて、縫い付け位置を決めてください。
13.
ベルト通しを作る。半分に折り、縫い代を内側に織り込み、ステッチミシン。端処理もしておく。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。