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工作気分で! リユース・クラフトのアイデア

子どもが大きくなって、もう着れなくなってしまった小さな服や、シミがついてしまったお気に入りのTシャツ……。思い出いっぱいのものたちを、ちょっとしたアイデアで甦らせることができたら素敵だと思いませんか?
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写真は「リサイクルポケットポーチ」。
夫婦でグラフィックデザインを手がけているTUESDAYの戸川知啓さんと戸川知代さんの作品です。TUESDAYさんは、日常にある、さまざまな素材や手作りで、おもちゃやステーショナリーを作るのがとっても上手。じつはこのコッカファブリックのデザインを担当してくれているデザイナーさんなのです。そんな彼らが最近、クラフトのアイデアをまとめた本、『HANDMADE ZAKKA&TOYS てづくりで楽しむ、いつもの暮らし』(ビー・エヌ・エヌ新社)を出版したという話を聞きつけ、コッカファブリックでも作品を少し紹介させてもらうことにしました。

「このリサイクルポケットポーチは、子どもたちもとても気に入っていた洋服だったので、そのまま捨ててしまうのは、もったいないし、寂しいと感じていたので、こんなふうにリユースしてみました」(戸川さん)

まあるい形がなんとも可愛い……! 写真のようにキャンディを入れたり(子どもに限らず、女子は小さなお菓子が大好きですからね)、もちろんコインパースにしてもピッタリ。子どもたちの洋服が大人も使えるポーチに変身するなんて、ちょっとうれしい。

そしてこれは「ヨゴレかくしアップリケ」。
汚れてしまった洋服はアップリケして隠してしまおう、というアイデア。これならソーイング・ラバーさんたちがたんまりもっているはぎれも、晴れて活躍の場ができそうですね。
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TUESDAYさんの本には、洋服のリユースアイデアのほか、ペーパークラフトもたくさん紹介されていて、その数なんと120プロジェクト! どれも簡単にできるものばかり。そのなかの「季節のグリーティングカード」を私も作ってみましたよ。
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「秋」バージョンのモチーフはイチョウ。本の巻末についているテンプレートで、イチョウのパターンを切り抜いて、それをアコーディオン状に折りたたんだ紙に写してカットすると、蛇腹折りのカードが完成。本では、白い画用紙に絵の具でストライプ模様を描いてから形をくり抜いているのですが、私が使ったのはIromeの秋の布。これをスキャナーでスキャンしてA4の紙にプリントしてみました。
オレンジと黄色のむら染めは、これから色づいていくイチョウにぴったりだと思いませんか? 我ながら「素敵」と大満足♩ さらにそのほかのiromeでもトライ。

ほーら、Iromeバージョンの秋のグリーティングカードができあがりました! 
たくさんつなげてオーナメントにしてもいいし、ギフトラッピングに添えてもいいし。作っている間にどんどんアイデアが生まれて気分も盛り上がってきます。
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くり抜いたあとの紙きれも何かに使えそう・・・? 
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TUESDAYさんの『HANDMADE ZAKKA&TOYS てづくりで楽しむ、いつもの暮らし』の詳しい情報はこちらから。http://www.bnn.co.jp/books/6896/

TUESDAYさんのサイトはこちら http://www.tues.jp