動画で解説!接着芯の貼り方、選び方のコツ【ソーイングの初心者マーク】

動画で解説!接着芯の貼り方、選び方

接着芯とは?

接着芯とは接着するための樹脂が吹き付けてある布のことです。
厚みを持たせたり、型くずれをしにくくするために布に貼るもので、用途によっていろいろな種類があります。
こちらでは貼り方、選び方についてご紹介します!

Kokkaプレシオン芯地

接着芯の貼り方

1.生地にアイロンをかけ、シワを伸ばす

まずは事前準備です。
接着芯を貼りたい生地に、しっかりとアイロンをかけます。
接着する生地が薄いほど、接着芯を貼るときにヨレやすくなるので、アイロンで丁寧に生地を伸ばしておきましょう!

 

2.接着芯の、ノリがついた面(ザラザラとした面)を接着面に当てる

アイロンで綺麗に伸ばした生地に、接着芯を重ねます。
ここでポイントなのが、生地にゴミが付いていないか確認すること!
糸くずなどのゴミは事前に取っておきましょう!

 

3.当て布の上から、滑らせるようにアイロンをかける

生地の上に接着芯を重ねたら、その上にさらに「当て布」を置きます。
接着芯とアイロンが直接触れてしまうと、糊が溶けてべたべたしてしまうので、アイロンは必ず当て布の上からかけます。

 

4.熱が冷めるまで放置

接着した布のアイロンの熱が完全に冷めるまでは触らないようにしましょう!
冷めないうちに触ると、しわが出来たりはがれたりするのでここは我慢です!
しっかりと熱が冷めたら、芯地の接着完了です♪

 

接着芯の種類

接着芯には色々な厚さがあります。
作品をどんな仕上がりにしたいかで、選ぶ接着芯の種類は異なります。

ここでは、厚さの違う代表的に5種類の生地に、厚さの違う接着芯をそれぞれ貼ってみました!
生地と接着芯の組み合わせによって、それぞれがどんな風合いになるか、接着芯を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

今回用意した、代表的な厚さの違う生地素材はこちら。
・ダブルガーゼ(薄手)
・ローン(薄手)
・シーチング(中薄手)
・オックス(中厚手)
・キャンバス(厚手)

接着芯は、コッカの「プレシオン芯地 簡単らくはりシリーズ」から、厚みの違う5種類を用意しました。
・厚さレベル1(はりなじみ らくはり)
・厚さレベル2(しっかり らくはり)
・厚さレベル3(はりはり らくはり)
・厚さレベル4(こちこち らくはり)
・厚さレベル5(かちかち らくはり)
※5種類それぞれの厚さや質感は、動画の 0:36 から詳しくご覧頂けます。
rakuhari

 

接着芯:厚さレベル1(はりなじみ らくはり)

■特徴
用意した接着芯5種類の中で、1番薄手のタイプ。
光にかざすと透けて見えるぐらいの薄手の芯地です。

■仕上がり・用途
このように薄手で柔らかい芯地は、生地に馴染みやすく手触りも柔らかに仕上がります。
ベビーグッズ、軽めのバッグ、巾着などにおすすめです。

 

接着芯:厚さレベル2(しっかり らくはり)

■特徴
用意した接着芯5種類の中で、2番目に薄手のタイプ。
芯地自体は、やや薄手の普通地ぐらいの厚みです。

■仕上がり・用途
しなやかさ、柔らかさのバランスがちょうど良い芯地は、グラニーバッグ、お洋服の襟・見返しなど、自然な張り感が欲しい作品におすすめです。

 

接着芯:厚さレベル3(はりはり らくはり)

■特徴
芯地自体の厚みが、中厚手ぐらいのタイプ。
厚すぎず薄すぎず、伸びはほとんどない芯地です。

■仕上がり・用途
このように張り感があり、しっかりとした厚みのある芯地は、バッグ・帽子・ポーチは勿論、入学入園グッズなどにピッタリ。
汎用性が高くて扱いやすく、1番定番で使われる厚みです。

 

接着芯:厚さレベル4(こちこち らくはり)

■特徴
用意した接着芯5種類の中では、2番目に厚手の芯地。
織り目が細かく、しっかりとした張りと厚みがある芯地です。

■仕上がり・用途
このような厚みの接着芯を選ぶと、パキッとした硬めの手触りになります。
バッグや帽子など、かっちりと仕上げたい作品におすすめです。

 

接着芯:厚さレベル5(かちかち らくはり)

■特徴
用意した接着芯5種類の中では、最も厚手で、硬い手触りの芯地。

■仕上がり・用途
このような芯地を使うと、仕上がり感は硬くしっかりとした張りと厚みが出ます。
バッグや帽子、ポーチ、小物入れや、1枚でもしっかり自立させたいペン立てなどのアイテムにもおすすめです。


 
接着芯を貼る元の生地x接着素材の組み合わせで、かなり違う風合いになりますよね。
シーチングなどの薄い生地でも、少し厚めの接着芯を貼れば、形のしっかりしたバッグなどもできます。
接着芯を貼ることでお好きな生地を色々な厚さに変えることでき、作品の幅も広がります!

 

まとめ

いかがでしたか?

接着芯の使い方のコツを覚えると意外と簡単です。
バッグなどを作る際、そのままの生地でもできますが、少し手間をかけて接着芯を貼ることで、作りやすく、形が綺麗に出て作ったもののクオリティーも上がった仕上がりに!
いろいろな接着芯がありますが、用途に合わせて使ってみてください。

 

初心者さんでも簡単に貼れる接着芯

コッカの「プレシオン芯地 らくはりシリーズ」は、力を掛けずアイロンを滑らせるだけで楽に綺麗に接着芯を貼ることができます。
簡単に接着芯を貼りたい!という方はぜひ試してみてくださいね♪

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