初夏です。日に日に日差しが強くなり、汗ばむ季節がやってきました。今回は、夏の素材として、吸水性もよく、やわらかくでやさしい印象をあたえるダブルガーゼの布を紹介します。その名は「杢(もく)ガーゼ」。杢というのは、「杢糸」のことで、2種類以上の糸を撚っています。
「杢ガーゼ」は、質感、肌触りはダブルガーゼと同じですが、杢糸を入れる事によって、見ためがダンガリーに似た素材感になります。素材の色が普通のダブルガーゼより濃いので、色めが落ち着いて、大人でも着やすいのが特徴。裏は普通のガーゼなので、袖をまくるとリバーシブルのように見えて、おしゃれな着こなしができます。
洋服に仕立てることを考え、モチーフも主張しすぎない水玉や小柄が中心。配色ももとの生地の色合いを生かしています。洋服づくりは難しそう…という方は、簡単に作れるスカーフなどから始めてみてくださいね。布端にレースを縫いつけたり、ボタンをつけたりするだけで、自分だけのオリジナルができあがります。
花畑 H4850-50
小花がグラデーションのように散りばめられた布です。裁ち方によって、花模様の見え方が変わるので、1枚の布でも、作るアイテムによっていろいろと楽しめそうです。写真のように、花畑のようにぎゅっと花がつまった部分を裾ボーダーになるようなワンピースやスカートなんて素敵ですね。
モノトーンの小さなお花 H4860-51
服のデザインを選ばない、シンプルなモノトーン柄です。子ども服から大人のワンピースまで、幅広い年齢で楽しめます。服に合わせてスカーフなどもおすすめです。
水玉 H4850-52
愛らしい水玉モチーフですが、色めが落ち着いているので、幼くなりすぎず、子どもから大人まで使えます。親子で同じデザインのワンピースを作ったり、お母さんはスカート、子どもはワンピースなど、おそろいの洋服にするのもおすすめです。
無地 H4851-1
シンプルな無地なので、杢ガーゼの素材感が楽しめます。部屋着などのリラックスウエアにぴったりです。