バッグの口を留めるフラップの通し方で、ハンドバッグにも、クラッチバッグにもなる2Wayバッグです。使った布は、墨汁で描かれた繊細なタッチと幻想的な世界観が魅力の画家、杉本さなえさんのファブリック、[Circus Night]です。やや薄手の綿麻シーチングは、バッグのほかに、ワンピースやスカート、ブラウスなどのお洋服やインテリアアイテムにもおすすめです。
使用した布：（外布）EGXA-9200-2D
＊こちらの布はオンラインショップで販売中です。(2023.03現在)
布の品番をクリックするとオンラインショップページがご覧頂けます。
材料：
- 生地（外布）：80cm×25cm
- 生地（内布・底布・持ち手・フラップ）：100cm×50cm
- プラスナップ：直径1.3cmを1組
サイズ：縦19cm 横（口側）34cm、（底側）24cm まち幅10cm
2Wayハンドバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF （コッカファブリック：以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
描かれているものは可愛いものばかりですが、可愛い布というより格好いいおしゃれな布です。繊細で、大胆！どこか懐かしさも感じます。この絵柄の世界観が伝わるように、かつ、柔らかさも出したいと思い、２wayで使えるバッグにしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は？
バッグの口を留めるフラップを、持ち手の下から通すとハンドバッグに、上から渡すとクラッチタイプとして使えます。気分によって、ファッションによって使い分けられます。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
底布と側面を縫いあわせるとき、切り込みを入れてから縫います。角まで来たら、９０度しっかり回して、これから縫う辺をまっすぐ整えてから縫うときれいに角が出ますよ。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします！
柔らかめのファッションのときはハンドバッグ、クールめのときはクラッチバッグ、という風に使い分けてもいいと思います。今回は柔らかさを出したかったので、布をそのまま使っていますが、カッチリさせるなら裏に接着芯を貼ったり、キルト芯を使ったりしてもいいですね。内布を帆布にするだけでシッカリしますよ。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました！2Wayハンドバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート（PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
2Wayハンドバッグの作り方
下準備
生地を寸法どおり裁断します。
1.
外布2枚を中表で合わせて、両脇を縫います。
2.
外布下辺の縦辺端から6cm切り込みを入れます。
3.
外布と底布を縫い合わせます。
4.
内布も同様に作ります。
5.
外袋と内袋の口辺を1cm裏へ折り、外表で重ね合わせ、口辺を縫います。
6.
フラップ布の辺を1cmずつ裏へ折り、四つ折りして縫います。
7.
持ち手布を中表で半分に折り、20cmの辺を縫い、縫い代を割り、四つ折りにして縫います。
8.
本体の内側に持ち手を1cm上へはみ出させて縫いつけます。
9.
フラップを後ろ中央、7cm下に合わせて、3cm縫いとめます。
10.
プラスナップをフラップ端から1.5cm、本体前面中央上から6cmにとめつけます。
11.
完成です！
◎PDFでもダウンロードできます
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