フラットハンドルトート

サイズ:縦27cm 横(入れ口)38cm (底)28cm まち10cm

手描きのアルファベットとバイアスのストライプ。2つの柄が楽しめるechinoのni-co、signを使ったトートバッグです。バッグの表側にファスナーポケットをつけて使い勝手もアップ。スライダーに結んだフリンジは、布のトーンに合わせてシックな色を選びましたが、季節や気分に合わせて色や素材を変えてもいいですね。

デザイン・製作:あんりこ


使用した布:
 echino ni-co JG90000-103 (A)


材料:
□生地(本体表布・ポケット・持ち手):110cm幅×80cm
   (本体裏布):40×60m
□接着芯:80×40cm
□接着テープ:幅1cmを20cm
□ファスナー:長さ15cmを1本
□マグネットホック(縫いつけタイプ):直径1.4cmを1組
□スエード調テープ:幅0.3cmを1m

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フラットハンドルトートについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
echinoでコンビの柄は今までもありましたが、今回のはどどんとセンターで違う柄です。どちらの柄も活かせるような形で考えました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
nicoシリーズのマニッシュな雰囲気そのままに、製図は直線的です。ハンドルがフラットなので、置いた時と持った時の形の変化が楽しいです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ポケットが表にひびかないファスナーポケットは、覚えておくと便利です。ポケット以外は大変簡単で、またステッチの粗が目立ちにくい、失敗しにくい手順を心掛けて作りました。また、厚みが重なる部分も少ないので、パワーのない家庭用ミシンでも作りやすく、検証のため♯11の針でやってみましたが、大丈夫でした。

KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
アレンジで、ファスナーのスライダーに、紐をキュッと結ぶだけのフリンジをつけてみました。シンプルな形も、こういったアクセントで装いを変えられますね。そして出来ましたら、底板を入れていただくと、より四角い形が際立ちますのでオススメです。

KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!フラットハンドルトートの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

フラットハンドルトートの作り方

1.
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ファスナーの位置を、1cmの幅でぐるりとステッチで囲います。全く見えなくなるので、印はガッツリ書いても大丈夫です。切り込みを入れ折り返す前に、縫代をアイロンでしっかり割ると仕上がりがキレイです。

2.
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ポケットのファスナーを取り付ける側は、表布と同じ布(柄)の方が多少ずれても目立ちません。でも、使用時にチラっと見えるのは向こう布なので、向こう布はせっかくなので、バイアス柄を見える位置に。

3.
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表・内布をそれぞれ袋にしてつないだ所です。ミシンの入る所まではミシンの方が早いです、このようにクシャクシャになるので正解です。

4.
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持ち手を作り、本体へ取り付けた所です。このように、重みがかかると上へ折れるよう、斜めに縫い止めます。

5.
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完成したようには見えませんが、これで完成です。

裁ち方図と作り方はこちら
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