秋冬のお出かけに。ファーつきサコッシュの作り方

*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

あったか素材のファーつきサコッシュです。カジュアルアイテムのサコッシュも、ファーをあしらえばフェミニンな印象に。こちらの生地は、「Reminiscence」シリーズの[frame]。コットン100%、シーチング、インクジェットプリントです。

デザイン・製作:武井聡美


使用した布:(表布・ポケット)EKXA-1100-4A


材料:
□生地(表布・ポケット):60cm×45㎝
   (裏布):27cm×45cm
□接着芯:27㎝×45㎝
□綿テープ:3㎝幅を10㎝
□ファーテープ:2.5㎝幅を25㎝
□パラコード:直径0.4㎝を1.3m
□マグネットホック(差し込み式):直径1.5㎝を1組
□ボタン:直径0.3~0.5㎝を3個
□丸小ビーズ:2個
□25番刺しゅう糸


サイズ:縦19cm 横(底)20㎝ (口側)25㎝ まち幅5㎝

ファーつきサコッシュについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
四角や丸の素敵なアンティークフレームが並んだ柄だったので、どの部分を使おうかとあれこれ楽しく選んで裁断しました。フレームの中を自由に遊べるユニークな柄だったので、刺繍を施したりボタンをつけてみました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
携帯、お財布、エコバッグなどミニマムグッズをポンと入れてサッと出し入れできるように口部分はマグネットボタンにしました。ファーをつけてカジュアルだけどフェミニンな雰囲気に♪

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
綿テープは厚地の方がパラコードを通したときに結び目が抜けずにしっかりとするのですが、縫い合わせるときはそこだけ布の厚みが出るので、ゆっくり縫い進めて針が折れないように気をつけてください。綿テープの代わりに革テープを使ってもOKです。ファーテープの幅の太さはお好みで♪

KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
ちょっとそこまで自転車でお買い物やお散歩、という時に便利なサコッシュ。老若男女問わずに使える形なので、生地やヒモの素材を変えて色々作って楽しんでください!

KF:武井さん、どうもありがとうございました!ファーつきサコッシュの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。


ファーつきサコッシュの作り方

1.

裁断し、材料を揃えます。※綿テープは端がほつれやすいので、ジグザグミシンをかけておくことをおすすめします。

2.

しっかりしたフォルムを出したいときは、表布に接着心を貼ります。※フレーム柄に刺繍などを施したいときはここで入れます。

3.

後ろポケット生地は、口部分を三つ折り(1cmと2cm)下部分は1cm折り、アイロンをかけて端から画像のように3か所縫います。

4.

表生地の上から6cmのところに後ろポケットを縫いつけます。

5.

5cmにカットした綿テープを半分に折り、上から左右5cmのところに画像のように仮縫いします。

6.

表生地を中表で半分に折り両脇を縫います。マチ5cmになるように底を縫います。※マチ部分は7mmほど残してカットし、ジグザグミシンをかけるとすっきり落ち着きます。

7.

内側の袋も表と同じように袋を作ります。※内袋には10cmほどの返し口を忘れずに!

8.

中表になるように表袋を内袋を合わせ、口部分を縫い合わせます。※このとき、縫い代は割っておくと形がきれいにでます。

9.

返し口から表に返し、口部分から1cmのところぐるっと一周縫います。内側にマグネットボタンをつけます。差し込み型の場合は座金を使っての穴のところに印をつけ、目打ちとハサミで小さく差し込み穴をあけます。※返し口から手を入れて裏側の作業をします。

10.

マグネットボタンの凹凸をつけたところ。

11.

ファーテープを粗く縫い留めます。画像のようにマスキングテープでファーの毛をおさえながら手縫いをすると縫い糸に毛が絡まず、スムーズに縫えます。

12.

返し口を縫い閉じ、綿テープにヒモを通して長さ調節をします。完成!!

◎裁ち方図とソーイングレシピ

◎PDFでもダウンロードできます
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