先週に引き続き、echinoの2014年新柄コレクションで作った作品を紹介します。今回の布は、bee。六角形のパターンのところどころに蜂が入っている、個性的な蜂の巣柄です。beeを使って製作してくれたのは、Anriさん。昨年、echinoのdecoro柄で、ランプシェードや、メガネ柄でめがねケースを作ってくれた作家さんです。今回は、なんと”編み”をプラスした作品です。おうちで使えるおしゃれなアイテムなので、ぜひ挑戦してみてください!
使用した布: echino bee JG95900-904 (c)
材料と用具:
□⽣地(裏布):40cm×90cm
□⿇ひも(ジュートなど園芸・梱包⽤、並太⽑⽷くらいの太さ):100m 巻を1個
□10 号2本棒針
「ハニーカラーのナチュラルバスケット」について、Anriさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
可愛らしいけれどスモーキーな色合いから、すぐにナチュラル系の雑貨に使いたいと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
園芸・梱包用の麻紐は整えられ過ぎていないので、いい感じの味を出してくれます。そこに好きな布の内袋をつければ、あっという間にオリジナルなお気に入りバスケットのできあがりです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
バスケットは増減もなくただのかのこ編みなので、サイズも簡単に用途に合わせて作ることができます。袋は、先にバスケットを編み、それに合わせて作れば自在です。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
袋は取り外して洗えますから、さまざまな場面で使えると思います。今回、正方形にしたのは、タオルやリネンといったもの入れるイメージしたからなのですが、長方形にして、観葉植物を並べても可愛いと思います。
KF:Anriさん、どうもありがとうございました!「ハニーカラーのナチュラルバスケット」の作り方プロセスもAnriさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
「ハニーカラーのナチュラルバスケット」の作り方
1.
園芸・梱包用の麻紐でバスケットを編みます。手芸用の糸よりもざくざくした雰囲気も素敵に仕上がりますし、なによりも安価です。
3.
側面は底の四辺から拾い目をして編みます。底から側面を続けて編むよりひと手間ですが、角のある、四角いバスケットにしたかったのでこうしました。
5.
布は裁断後、平らなうちに側面の上端を二つ折りでアイロンをかけておきます。その後、側面の端を縫い合わせ、縫代を割ります。
6.
側面の縫代は開いたまま、上端をミシンでたたきます。糸の色はとても迷いましたが、糸が浮かないよう地色はさけ、生地の中でも印象の強い黄色の糸を選びました。
7.
底と側面を縫い合せます。縫い合せる前に、側面の角にあたる所にアイロンをかけておくと、目印にもなり、縫いやすいです。
9.
側面の布の柄行きをどうしようかとても迷いましたが、ハチがぐるぐる回るような方向にしました。柄行きや縫い目を気にしなければ、内袋を長方形に裁って、マチを縫うだけの作り方でもいいと思います。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。