今回は、キティがちらっと見える、キュートなファーのマフラーです。作ってくれたのは、手作りが大好きなmarimariさん。これからの季節、見た目もあったかそうなファーを使ったマフラーは大活躍しそう。
使用した布(裏面): キティ花束柄シーチング G50183-1
材料:
□生地(表面(ファー)):70cm×40cm
(裏面A):60cm×40cm
(裏面B・C):20cm×20cm
(裏面D・E):20cm×20cm
□キルト芯:70cm×40cm
□リボン:幅3.5cmを40cm
□ポンポンテープ:直径1.5cmのポンポンつきを40cm
□好みのラインストーン:約20個
チラみせ☆キティのファーマフラーについて、marimariさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
このシリーズの中でも赤と白のシンプルカラーをチョイス。ファーと合わせれば、オトナかわいいキティマフラーになるかと。あえて裏地に使用して、チラッと見えた時や表地のファーとのギャップを遊ぶのも楽しいと思って。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
キルト芯をはさむことで、更にあたたかい仕様に。キティ布だけでは、少し単調な感じになるかと思い、別布をパッチワークしました。思ったより大柄だったので、それを利用してキティのリボン部分にラインストーンをつけ、チラみせのアクセントにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ファーを重ねて縫う時は、毛足を布の内側にはさみ込みながら縫うと縫いやすく、ひっくり返してファーの毛足を整える際にスムーズです。最終的にファー、キルト芯、キティ布(別布を剥いだもの)を重ねて縫うので、先にキルト芯とキティ布を重ねて縫ってからファーを重ねて縫うと、ずれずに縫いやすいかもしれません。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
クリスマスやニューイヤーパーティーなど、冬のイベントにもピッタリです!洋服の色味を抑えて、マフラーを主役のコーディネートに♪チラみせはもちろん、気分に合わせて表裏使い分けてみてください。
KF:marimariさん、どうもありがとうございました!チラみせ☆キティのファーマフラーの作り方プロセスもmarimariさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
チラみせ☆キティのファーマフラーの作り方
1.
型紙を置いて、布とキルト芯を裁ちます。ファーを裁つときは、ファーの裏地のみを切るようにすると切りやすいです。
2.
ポンポンブレード、リボン、ラインストーンを用意します。
3.
裏布a (17cm×8cm)と裏布b (17cm×12cm)、裏布a (17cm×12cm)と裏布b (17cm×8cm)をそれぞれ中表に重ね、ミシンをかけてはぎ合わせます。
4.
キティ布とはいだ3の布をそれぞれ中表に重ね、ミシンをかけます。このとき、キティ柄の向きに注意。キティ柄の上下を確認して、下側にはぎ合わせること。下の写真は、3種類の布を、はいだ状態。
5.
キルト芯→キティ布(表を上に)→キティ布(裏を上に)→キルト芯の順に4枚重ねてまち針をうち、ミシンをかけてはぎ合わせます。下の写真は、4枚はぎ合わせた状態。
6.
リボンの上にポンポンブレードを重ね、赤のミシン糸に替えてミシンをかけます。
7.
ファーの端から10cmのところに、7のリボンの下辺がくるようにそれぞれ置き、リボンの上下の辺にミシンをかけます。ファーの裏地に印をつけてからまち針をうつと、やりやすい。
8.
ファー2枚を中表に重ね、ミシンをかけてはぎ合わせます。
9.
8のファーと5の布のはぎ合わせた箇所同士をまち針でしっかり止めてから、両端を合わせて全体にまち針をうちます。
11.
返し口から表に ひっくり返して、はさみなど先のとがったもので角を整えます。
12.
返し口をまつり縫いして閉じ、目打ちでファーの毛足を引き出して整えます。
13.
表地のリボンの上に、ラインストーンをグルーガンやボンドでつけます。
14.
裏地のキティのリボン部分にも、グルーガンやボンドでラインストーンをバランスよくつけたら、できあがり!!首に巻いた時に見えるように、下の方の絵柄にストーンをつけるのがポイント。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。