echinoのジャガードシリーズで作ったメッセンジャーバッグです。A4サイズの書類も入る働きものサイズ。移動カンでショルダーの長さを調節できるので、子どもたちの通学にもOK。もちろん男性にもおすすめです。
使用した布: echino JG96160-61 (A)
材料:
□生地(ふた):80cm×30cm
(その他(コットンツイル)):110cm幅×140cm
□中厚手接着芯:90cm×80cm
□キルト芯:4cm×140cm
□角カン、移動カン:内径4cmを各1個
□面ファスナー:10.5cm×5cmを2組
メッセンジャーバッグについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
とても肌触りもよく、ホームインテリアに使いたいとも思いましたが、この大変鮮やかな色合いはぜひ持って歩きたいと、今回はバッグに仕立てました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
本体はA4が入るサイズに大きなポケットをつけて、使い勝手を考慮しています。全体的なデザインは、男性でも使えるものをイメージして、しっかりと形のあるバッグであり、また既製品のような構造を随所に取り入れることで、手作りっぽさを感じさせない仕上がりになるよう目指しました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
パターンは本体の基本パターンとマチの二つから、短くしたり伸ばしたりするだけでできるようにしています。また、合印を使っていただければ、カーブが苦手な方でも上手に縫っていただけると思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
画像ではショルダーベルトをだいぶ短くしていますが、移動カンを使っているので、お好みのスタイルでお使いいただけます。ママはもちろんですがパパも、またお子様の通学や塾通いのバッグとしても…ご家族みなさんで使っていただける形ではないでしょうか。
KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!メッセンジャーバッグの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
メッセンジャーバッグの作り方
1.
ベルトを作ったら、表布のマチに挟み込んで取り付けます。マチを分割する手間はありますが、ベルトの端の処理をしないですみます。
2.
本体にポケットを取り付けます。ポケットは中央にボックスプリーツを入れることでマチを作りますが、端は本体と一緒に縫い込んでしまうので簡単です。
3.
本体の表布と内布はフタ取り付け部分を返し口に、中表で一気につないでしまいます。このあと、フタを取り付けるのと同時に端ミシンをかけ、仕上げていきます。
4.
フタのコーナーの収まりがいいように、小さくダーツが入ります。ダーツを縫い消した部分は返し縫をせず、ミシンから糸を少し長めに引き出してから切り、手で固結びをします。そうすると自然な仕上がりになります。
5.
最後に、ベルトにこのように移動カンを通し、ベルトが重なる内側で端を折ってミシン、完成です。
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