ミニボストンバッグ

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シンプルなユニセックス柄、echinoのni-coで作った小さなボストンバッグです。ショルダーバッグとしても使えるように、肩ひもをつけました。綿麻素材のni-coにあえて異素材のツイードを合わせてアクセントに。外側にはスマホも入るスリットポケットも。小ぶりながら使い勝手を考えた工夫がいっぱい!

デザイン・製作:あんりこ


使用した布:
echino ni-co JG90000-102 (B)


材料:
□生地
(側面・口布・ポケット・肩ひも・バイアス布・底まち裏布):110cm幅×70cm
(持ち手・飾り布・タブ・底まち表布):50×30m
□接着芯:90×20cm
□ファスナー:長さ35cmを1本
□ゴムテープ:幅2.5cmを22cm
□ナスカン:内径1.3cmを2個
□移動カン:内径1.3cmを1個
□Dカン:内径1.3cmを2個


サイズ:
縦18.5cm × 横25cm × まち11cm

ミニボストンバッグについて、あんりこさんにいろいろとお尋ねしました。

KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
メンズライクな乗り物柄は少年アイテムを連想しますが、そこをあえてフェミニンなフォルムに、また異素材のツイードを合わせることで、大人の女性が使える遊び心いっぱいのバッグにしてみました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
綿麻で扱いやすい生地なので、パーツ多めで小技を盛り込みました。外側のスリットポケットはスマホを想定しており、画面の大きなタイプでも入ります。本体は長財布が入り、底のマチは広いので、案外たくさん入ります!

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ミシン針は、♯14~をオススメします、最後は何層にも重なってきますので、針を替えておくと安心です。また、縫い代はパイピング始末にしているため、本体にバッグ用の芯を貼らなくてもちゃんと自立します。

KF:おすすめのコーディネートを教えてください!
秋もボリューミーなコーディネートのトレンドが続くようですので、ミニボストンのショルダーはとても相性がいいと思います。またミニサイズなので、このまま小さなお子様に持たせても可愛いと思います!

KF:あんりこさん、どうもありがとうございました!ミニボストンバッグの作り方プロセスもあんりこさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。

ミニボストンバッグの作り方

1.
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スリットポケットは布小物ではあまり登場しませんが、スリットを開けるだけなら難しくはないので、ぜひやってみてください!でも、ご面倒でしたら割愛しても支障はでません…。

2.
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パーツはたくさんありますが、一つ一つはダダーっと縫うだけのものばかりです。プラモデルを作るのに似た感覚で、「作ること」がお好きな方には楽しいタイプのバッグです。

3.
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いよいよ全てのパーツがつながる所ですが、ふっくら仕上げるために、下側の角は少々イセ込みます。細かめにマチ針か、不慣れな方はぐし縫いをしてほんの少し縮めてみてください。

4.
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マチと本体をつなげる際、私はバイアステープも同時に縫っていきます。一つ一つこなした方が丁寧なイメージがあるかもしれませんが、この場合、一緒に縫ってしまった方がキレイに仕上げやすいです。2本のステッチの外側が一気に縫ったステッチです、この後、このステッチをガイドにして、バイアステープをかぶせて縫っていきます。仕上がり重視で、1cmの縫い代に対して4cmのバイアステープなので、グッと張り気味に被せるのですが、少しやってみて難しいと感じましたら、縫代を7mm位までならカットしてもいいと思います。

5.
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バイアステープでくるんだ縫代をマチ側に倒すようにして整えたら、完成です!

裁ち方図と作り方はこちら
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