中 底の大きさ9cm四方 縦9cm
小 底の大きさ7cm四方 縦7cm
オリジナルアイテムを展開している雑貨メーカー、PUSH PINとのコラボレーションシリーズ、PUSH PIN* × KOKKAの新柄は、とっても可愛いマトリョーシカ。大きい人形の中から小さな人形が次々と出てくるマトリョーシカにちなんで、今回ご紹介するのは入れ子のボックス。散らかりがちな、こまごまとした小物の収納にぴったりです。
使用した布: (表布) HG2308-1 (A)
材料:
□生地(表布):90cm×30cm
(大裏布):60cm×20cm
(中裏布):50×20cm
(小裏布):40×10cm
(大パイピング布):50×10cm
(中パイピング布):40cm×10cm
(小パイピング布):30cm×10cm
□接着キルト芯:60cm×30cm
マトリョーシカの入れ子について、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
とにかくきれいな色なので、気分が上がるような明るい作品を作りたいと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
マトリョーシカは、人形の中から少し小さな人形が出てくる、その中からまた少し小さな人形が出てくる…という入れ子構造になっています。なので、マトリョーシカの布でマトリョーシカと同じ様に「入れ子」になる小物入れを作ってみました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
パイピングは全部ミシンで縫うこともできますが、ここはあえて手縫いでチクチク! 手縫いの方が失敗がなくきれいに仕上がりますし、音楽を聴きながらやおしゃべりしながらチクチク縫うのも楽しいです。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
使わない時はコンパクトに収納。
並べておくだけでもかわいいです。
KF:中山さん、どうもありがとうございました!マトリョーシカの入れ子の作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
マトリョーシカの入れ子の作り方
1.
側面の布の真ん中にメインにしたい絵柄が来るように裁断する。
3.
側面を中表に折り、脇を縫い代1cmで縫い輪にする(縫い代は割る)。底の合印(赤線)と側面の縫い目を中表に合わせて。
4.
1辺ずつ縫い代1cmで縫う。
1辺縫い終わったら、縫い終わりの側面側に5~7mmの切り込みを入れる。
次の辺を縫う時は、前の辺の最終点に針を落としスタート(要返し縫い)。
方向を90度変えて縫う。4辺縫うと袋状になる(同様に内袋も作る)。
5.
外袋の中に内袋を外表に入れ、外袋と内袋の縫い目を合わせ(縫い代は開いておく)。
入口の上部を揃え、上から5mmのところにミシンを掛けておく。
6.
入れ口にパイピング布の上辺を合わせる(中表)。
この時最初の1cmを外側に折っておく。
7.
上から1cmのところをぐるりと一周。
最後の部分はスタート部分(折ったところ)にかぶせて縫う。
8.
パイピング布を立ち上げて、つなぎ目部分をハシゴ縫いでとじておく。
9.
パイピング布を、入口を包むように3つ折りにし、ぐるりと1周まつり縫いをする。アイロンで形を整えてでき上がり。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。