内側のポケットにファスナーをつけたスタイリッシュなポーチです。使った布は「teiban」シリーズの花柄。黒地に白い花の大人っぽい配色が、シンプルなポーチのフォルムによく似合います。生地はコットン100%のオックスフォード。縫いやすい厚さなのでバッグやポーチづくりにおすすめです。
使用した布:YKA-96010-2E
材料:
□生地(表布):55㎝×45㎝
(裏布):55㎝×45㎝
□脚付きボタン:直径2cmを1個
□フラットニットファスナー:長さ20㎝を1本
サイズ:縦15㎝ 横(口側)22㎝ (底)17㎝ まち幅5㎝
ファスナーポケット付きポーチについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
すっきりシンプルなポーチにしました。黒を選んで大人っぽさも出しつつ、上部に緩めのカーブをつけることで優しい雰囲気にしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
面のフラットさで花柄をすっきり可愛く見せながら、便利さも欲しかったので、内側にファスナーポケットをつけました。裁断も縫製もできるだけシンプルにしたくて、表袋とポケットを同じ幅にしたので、仕上がると内側のポケットがたるんでいますが、中にものを入れるとちゃんと落ち着きます。ものを入れていないときは、内壁に沿わせておくとすっきりしますよ。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
表袋と裏袋の脇辺を縫うとき、縫いどまりまででしっかり返し縫いをしてください。上まで縫いきってしまうと、表袋と裏袋を縫い合わせて表に返すとつれてしまいます。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
同じ布でがまぐちやティッシュケース、キーポーチなどを作って、バッグの中をおそろいで整えても可愛いですね。ポーチにレザーテープなどをカシメで留めてバッグにするのもおすすめです!
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!ファスナーポケット付きポーチの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
ファスナーポケット付きポーチの作り方
下準備
寸法どおりに布をカットします。
1.
ポケットを作ります。ポケット表布の22cmの辺にファスナーを中表で、中央をそろえて合わせます。さらにポケット裏布を中表に合わせて縫い合わせます。
2.
反対の辺も同様に合わせて縫います。
3.
表に返して両脇を仮留めします。
4.
本体裏布の表面に、3で作ったポケットを写真のようにのせて、仮留めします。
5.
本体裏布を半分に折り、両脇を印(縫いどまり)まで縫います。本体表布も同様に縫います。
6.
縫い代を割り、まちを5cmとって縫い、余分をカットして縫いおさえておきます。
7.
表袋、裏袋を中表で合わせて、返し口を7〜8cm残して縫います。
8.
カーブ部分の縫い代に切り込みを入れてから表に返します。
9.
返し口を閉じます。
10.
表袋の前面にボタンホールを作ります。
11.
後ろ面裏側にボタンを縫いつけます。
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