ドーナツやケーキなどのスイーツが並んだキュートプリント、「Retoro pop」シリーズを使ったバッグです。表布はあえてデニムでシンプルに、内側をRetro popのプリントに。使うたびに美味しそうなスイーツが顔をのぞかせ、気分が上がりますよ!
使用した布: (裏布・ポケット・持ち手・リボン)P49200-200A
材料:
□生地(裏布・ポケット・持ち手・リボン):110cm幅×70cm
(表布・口布(キルティング地)):90cm×50cm
□接着芯:40cm×10cm
□アクリルテープ:幅3cmを80cm
□綾織りテープ:幅2cmを25cm
リボントートバッグについて、片野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
落ち着いた色味のピンクだったので、大人が持ってもとても可愛いく、小物使いに良いと思いました。また、ヴィンテージ感のあるPOPな柄が引き立つように、本体をデニムにして極力シンプルにしました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
今回のシーチングのような薄目の布でもバッグの表に使えるように、リボンの形で表現しました。そのリボンを表と脇で2通りの結び方をすることにより表情を変えられるところが面白いと思います。本体をキルティングではなく、帆布などにすれば、リボンを脇で結んだときに脇のマチの幅を調節する事ができます。また、持ち手を少し長めにしてあるので、大人は冬のコートなど厚めの上着でも腕に掛けられ、お子さんの場合は肩に掛けられるようにしました。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
リボンが特徴のバッグですので、リボンを作る際に押さえのステッチとリボンの先端ができるだけ丸くならないようにすると良いと思います。
本体に関しては、今回はキルティングを使用したので作業中に脇からほつれてこないようにと言う事と、使用していく中でもほつれていく事がないように、裁断の段階ででき上がり線と縫い代の間に一度縫います。
手順としては型紙を当てカットする線をチャコで引いたら、その数ミリ内側をできるだけ細かいミシン目で縫います。それから再度型紙を当てて裁断します。こうする事により、ほつれにくい仕上がりになると共に作業中糸屑や綿で出ににく、キルティングの厚みを押さえられ縫いズレを防ぎ、縫いやすくもなると思います。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
リボンを主役とするためにシンプルな服装が合うかな?と思います。お子さんが使う際には習い事のレッスンバッグなどにどうでしょうか?
KF:片野さん、どうもありがとうございました!リボントートバッグの作り方プロセスも片野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
リボントートバッグの作り方
3.
キルティングはほつれ防止のため、粗断ちした後にカット線の内側を一度ミシンをかけてから、再度型紙を合わせてカットする。
4.
持ち手は接着芯を貼り、持ち手テープに縫いつける。リボンは先端が斜めになるように縫った後、縫い代がじゃまにならないように、折り返しが重なる部分をカットする。その後、縫い代を丁寧にアイロンで割り、ひっくり返して再度アイロンし、押さえのステッチをかける。
5.
本体上から2cmのところにリボンが袋口と平行になる様に縫いつける。
6.
本体の中心から両サイド5cmの箇所に持ち手を縫いつける。
7.
仕上げは、持ち手を落ち着かせるために、持ち手部分の根本にのみミシンで押さえる。
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