フェミニンなリングハンドルのバッグです。ハンドルにつけたリボンがデザインのアクセントに。使った布は、ニットクリエイター蓮沼千紘さんがデザインした「UZU sou」シリーズ。さまざまな素材・色を組み合わせて手編みされた独創的なニット作品を、高精細なリアルスキャン技術を使って生地に再現した、インクジェットプリントのテキスタイルです。生地はオックスでほどよい厚みがあるので、バッグのほか、ファブックパネルやテーブルクロスとしても楽しめます。
使用した布:EGXA-9000-1A
*こちらの布はオンラインショップで販売中です。(2022.04現在)
布の品番をクリックするとオンラインショップページがご覧頂けます。
材料:
□生地(表布・口布):110cm×50㎝
(裏布(11号帆布)):90cm×30㎝
□リングハンドル:直径13㎝を1組
□カシメ:直径0.6㎝を2組
サイズ:縦27.5㎝ 横(底)30㎝ まち幅10cm
リングハンドルバッグについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
ニットの編み目がとてもリアルで心ウキウキする柄です。小物からお洋服までどんなアイテムでもインパクトのある素敵なものになると思います。今回はリングハンドルを合わせてニット柄を生かしたバッグに仕立てました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
リングハンドルを使うと口部分がくしゃくしゃっと巾着口のようになるのが特徴です。そこにリボンの結び目をつけることにこだわりました。布幅110cmをそのまま使うとゆったりとしたリボンができます。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
リングハンドルは一見ハードルが高そうですが、一度コツを覚えるととても簡単にできます。口布はリングハンドルを包むので8cm以上はあったほうがミシンで縫いやすいです。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
今回表布はニットの雰囲気をそのまま出したかったので接着芯は貼っていません。内布に11号帆布を使っています。色々な生地でリングハンドルバッグにチャレンジしてみてください♪
KF:武井さん、どうもありがとうございました!リングハンドルバッグの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
リングハンドルバッグの作り方
1.
生地を裁断します。
2.
本体を中表にして底部分を縫い合わせ、縫い代を割って端から5mmのところにステッチを入れます。
3.
口から6cmあき止まりを残して脇を縫います。
4.
表に返し、底の角をきれいに整えて画像のようにマチ部分を縫います。
5.
マチ部分を横脇に折り、端部分にステッチをかけます。※ミシン縫いが難しい場合は表布だけを手縫いでかがるだけでもOKです。
6.
裏布も表布と同じようにプロセス3まで縫います。裏布は外マチなので画像のようにマチを作り、先端部分を1cmほどカットして縁かがりミシンをかけます。※マチ部分は底側へ折り、縫いとめておくと布が落ち着きます。
7.
表袋の中に裏袋を外表にセットし、あき止まりの始末をします。画像のように最初に端から5mmをコの字にステッチ、次にできるだけ端をステッチするときれいに縫えます。
8.
口布の端を画像のようにカットします。
9.
口布2枚の端を同じようにカットし、まわりをロックミシンまたは縁かがりミシンをかけます。
10.
本体と口布の中心を中表に合わせ、縫い合わせます。縫い代は口布側に倒してアイロンをかけます。
11.
リングハンドルを画像のように本体の端に置き、縫い代が隠れるように口布で折り包みます。縫い始め部分のみに待ち針で固定し、リングハンドルを外側に倒して画像のように縫い進めます。※リングハンドルと布をゆっくり動かしながら少しずつ縫うときれいに縫えます。
12.
リングハンドルがつきました。
13.
口布の結び方です。あまりきつく結ぶと物の出し入れがしにくくなりますので、ちょっとゆるく結ぶのがオススメ。
14.
完成!!
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