肩紐&ファスナーもばっちり!リュックの作り方

*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

echinoのセカンドブランド、nicoシリーズの[pattern]で作ったリュックです。4種類のデザインが入った布は、裁ち方で色合いも印象も変わるのが面白いところ。ポケットやファスナー、リュックのひもと、作りがいもばっちり。でき上がったときの喜びもひとしおです!

デザイン・製作:rontan


使用した布:(表布、外ポケット表布、ファスナータブ)nico pattern EKX-97059-50A
(裏布、外ポケット裏布、内ポケット):echino solid JG-95410-10H


材料:
□生地(表布、外ポケット表布、ファスナータブ):110cm幅×1m
   (裏布、外ポケット裏布、内ポケット):85cm×1m
□接着キルト芯:110cm幅×60cm
□接着芯:80cm×30cm
□アクリルテープ(肩ひも、肩ひも止め、持ち手、角カンタブ):幅3.8cmを3.8m
□革テープ:幅0.2cmを15cm
□レース:幅0.7cmを50cm
□ファスナー:長さ50cm、20cm各1本
□送りカン、角カン:幅4cmを各2個


サイズ:縦40cm 横(底)50 (口側)40cm まち幅13cm

リュックについて、rontanさんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
異なった4色に異なる大胆なシルバーのプリントが素敵で、この生地の柄を生かしたくて大きなリュックを作らせていただききました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
2wayバッグとして旅行にも活躍できるように、肩ひもがずり落ちにくいようにテープやつけ位置を考えました。トートの持ち手にも重みが全体にかかるよう考えました。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
大きな作品なので大変そうに思われがちですが、直線縫いなので印つけを消えるチャコペンシル等で正確にしっかりしておく事と、その都度アイロンで整えながら仕上げていけば大丈夫。オリジナルのバッグが完成した時には大満足なので、ぜひ皆さんにチャレンジして欲しいです。

KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
大きめですが、布バッグは軽くてもちやすいので、レッスンバッグとしても活躍してくれそうです。

KF:rontanさん、どうもありがとうございました!リュックの作り方プロセスもrontanさんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。


1.

表布を裁断する。

2.

裏布を裁断する。

3.

表布の裏にキルト芯を、ポケットとタブの裏に接着芯を貼る。
裏布の内ポケットには接着芯を半面に貼る(芯は少し小さめに裁断する)。

4.

表布の外ポケットのファスナーつけ位置をカットし、20㎝のファスナーつける。
表地とファスナーを中表に合わせて仮どめし、裏布と中表に合わせて縫う。

5.

表に返して端ミシン(ステッチ)をかける。外周りの縫い代を折り込み、形を整えて本体外側にダブルステッチで縫いつける。

6.

アクリルテープをカットする。
肩ひも:90㎝を2本
持ち手A:113㎝、持ち手B:45㎝
肩ひも止め :16㎝
角カンタブ用: 10㎝を2本

7.

持ち手A、持ち手B、それぞれ中央を二つ折りにして縫う。

8.

肩ひもに送りカンを縫いつけ、角カンを通し、通しカンに通してから後ろ表布に仮止めする。

9.

肩ひもを後ろ布表布に縫いつけてから、肩ひも止めを縫いつける。

10.

持ち手Aを縫いつける。

11.

持ち手Bを縫いつける。

12.

前表布と後ろ表布を中表に合わせて底を縫い、縫い代をまち側に倒してステッチをかける。

13.

内ポケットを作る。ポケット口にレースを縫いつけ、中表に二つ折りにして両脇を縫う。

14.

裏布(表)に縫いつける。

15.

表布、裏布共に縫いどまりから下の両脇を縫い、縫い代を割る。裏布は片側には返し口を20㎝あける。

16.

表袋、裏袋の脇上端を1㎝折り、0.3㎝ステッチで止めておくとファスナーつけがやりやすい。ファスナーの両端にタブを縫いつける。

17.

ファスナーを縫いつける。

18.

表袋、内袋ともにまちを縫い、縫い代は1cm残してカットする。

◎裁ち方図とソーイングレシピ

◎PDFでもダウンロードできます
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