大小の羊が可愛く並んだ柄は、エレン・ベイカーさんの新柄。作ってくれたのは、中山佳苗さん。「通帳入れにもぴったり!」という使い勝手もよさそうなポーチを考えてくれました。
使用した布: charms JG42200-201(B)
material:
□⽣地(本体裏布・ふた表布・裏布):70cm×20cm
(本体表布・カードポケット(細コーデュロイ)):50cm×20cm
(ファスナーポケット上・下(チェック)):50cm×20cm
□接着キルト芯:20cm×10cm
□ファスナー:⻑さ18cm を1本
□⾰テープ:幅0.2cm を50cm
□くるみボタン:直径2cm を1個
羊のポーチについて、中山さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
今年の干支の羊が並んでいるお洒落なデザイン。優しいグリーンとブラウンの組み合わせが素敵です。
ところどころに小さな羊さんがいて、それがとても可愛いかったので、その部分がメインにくるように裁断しました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
カードが入る三連のポケットとファスナーポケットを付けました。ボタンは共布でくるみボタンを作りました。あれこれいろんな布を使うより、ある程度絞った方がまとまりがあるように思います。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
比較的パーツが多いので、どことどこを縫うかを確認しながら慎重に縫います。カードポケットの仕切りとなる直線縫いは、曲がってしまうとカードが入らなくなるのでまっすぐ縫うようにしてください(真ん中のポケットにカードが入るかをチェック!)。
KF:実際にはどんなふうに使うといいのでしょうか?
ファスナーポケットに通帳を入れて、銀行用のポーチにしてもいいと思います。
KF:中山さん、どうもありがとうございました!羊のポーチの作り方プロセスも中山さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
羊のポーチの作り方
1.
パーツが多いので布合わせで悩みそうですが、私は中布も含めて3種類の布に絞りました。ファスナーポケットを開けると羊が見えるように、中布(右下)も羊布にしています。フラップ部分には接着キルト芯(中央下)を貼ります。
2.
フラップ部分は表側も内側も羊柄です。フラップを開けたときに羊の天地が逆にならないように、絵柄を上下逆に合わせて縫うようにします。
3.
ファスナーポケットの下の部分は布端をジグザグミシンで始末して、1.5cm折り返しアイロンをかけておきます。
4.
ファスナーに(3)を乗せて待ち針でとめ、2~3mmのところをミシンで縫います。
5.
中心から左右に3cm離れたところを縦にミシンでステッチを入れます。
6.
ポケットの内布になる羊柄の布の上に(5)を乗せてその上にファスナーの上部分(4cmのブラックウォッチの端を1cm折ってアイロンを掛けたもの)を乗せます。
7.
2~3mmのところ(白いライン)をミシンでステッチします。
8.
白いラインのところ(端から5mm)に捨てミシンを掛けておく。
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