動物たちが織りなす楽しいファッションショーの柄、アニマルランウェイ。今回の作品は、そのなかからゾウさんを切り取ったサンバイザー。バンドにちょうど英文字がくるようにデザイン。作ってくれたのは、本コーナーでおなじみの作家、sinafukuこと斉藤真澄さんです。
使用した布: animal runway HFG-102 (1A)
材料:
□⽣地:(表布)30cm×50cm
(裏布(ニット))50cm×30cm
(ゴム通し布)20cm×10cm
□接着芯:30cm×30cm
□ゴムテープ:1cm 幅を30cm
サンバイザーについて、斉藤さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
しっかりした厚みのある生地だったので、バックやインテリアなどに向いていると思ったのですが、せっかくなので可愛い柄をポイントに使いたいと思いました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
つばの部分は接着芯を入れることで適度な硬さにし、ツバに3本くらい縫い目を入れることで強度を出しました。
つばの部分に厚紙などを挟まずに作ったのは、夏場などに活躍するサンバイザーだからこそ気軽にお洗濯をして欲しいと思ったからです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
つばとバンドを縫いつける際、直線のバンドに合わせるようにカーブを少し引っ張りながらつばをまち針でとめていくとうまくいきますよ。
KF:コーディネートのポイントは?
見た目よりも簡単にできるので、つばの部分を小さくし、バンド布も短くして、お子様とおそろいのサンバイザーを作ってみてください。
KF:斉藤さん、どうもありがとうございました!サンバイザーの作り方プロセスも斉藤さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
サンバイザーの作り方
2.
つば部分の表布の裏側に接着芯を貼り、裏布と中表に縫い合わせる。
3.
表に返す前に、縫い代に切り込みを入れておくときれいに返せる。
5.
バンド布の上側にくる面を1cmで折り、アイロンで線をつけておく。
6.
バンド布の表布、裏布を中表に合わせ、中心を合わせながらバンド布にツバ部分を挟み込み、縫い代1cmで縫う。
8.
ゴム通し布を中表に二つ折りにして、縫い代1cmで縫う。筒状になったものを表に返し、端から1cmずつの場所を縫いゴムを通す(両端とも)。ゴムは抜け防止のため1cmくらいはみ出して縫いとめる。
9.
8でできたゴム通し部分をバンド布に1cmくらい挟み込み、縫う(輪になる)。
コッカファブリックでは、引き続きこちらのCraft&Sewingのコーナーで作品を作ってくださる手作り作家さんを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。