長めのファスナーを持ち手にしたポーチです。ファスナーの端布や飾り布に、裏布と同じ水色を使い、アクセントにしています。使った布は「SASHIKO MOYOU」シリーズ。日本で古くから親しまれている刺し子模様をモチーフにした小柄の布です。ほどよい厚みのある綿麻キャンバスは、バッグやポーチづくりに向いています。
使用した布:YKA-11020-2C
材料:
- 生地(表布):60cm×20cm
- 生地(裏布・ループ・端布・飾り布):35cm×30cm
- フラットニットファスナー:長さ30cmを1本
- 丸カン:直径1cmを1個
サイズ:縦約11cm 横18cm まち幅6cm
テントポーチについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
柄自体とても可愛らしいのですが、遠目に見ると大人っぽくも見え、意外と大人の持ち物に合いそう!と、ちょっとクールめなフォルムにして、大人っぽい方向に作りました。
KF:作品についての特徴や工夫した点は?
この形を綺麗に仕上げるために、ファスナーはポーチ幅より長いものを使います。そこで、余る長さを活かしてハンドルにしてみました。ファスナーの端布とループで水色をプラスしたのもポイントです。
KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
コバステッチを入れるときの角は、表布と裏布をしっかり合わせて折ってください。裏布が縫えていなかったりすると、開けた時ちょっと残念な感じになってしまうので、気をつけてステッチを入れてくださいね。
KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
シンプルな無地のバッグから出てきたらオシャレだと思います!口が大きく開くので、メイク用品の出し入れも簡単です。
マチを広くしたり、高さを変えたり、お好みに合わせていろいろ作って楽しんでくださいね。
KF:杉野さん、どうもありがとうございました!テントポーチの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。
テントポーチの作り方
2.
表布2枚を中表で合わせて、底辺を縫い、縫い代を割ります。
4.
3に裏布を中表で合わせて、縫い止まりまで縫い、ファスナーを内側へ逃して、端まで縫い切ります。
6.
表布、裏布がそれぞれ中表で合うように折り直し、ファスナー下側にくる辺を縫います(返し口を残します)。反対辺はまだ縫いません。
8.
6で縫った表布の底にマチをとり、内側にループを挟んで縫います。
9.
反対辺も縫い、残りの角にもマチをとり、余分をカットしてジグザグミシンをかけます。
12.
角の縦辺にコバステッチを4本入れます。脇中央を内側へ折り込み、3cm縫います。
13.
ファスナーの端布の端を1cmずつ折り、中表で半分に折って0.5cmで縫い、表に返します。
15.
ファスナー飾り布を四つ折りにして縫います。丸カンに通して仮留めします。
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