持ち手の結び方で雰囲気が変わる♪ スリーシルエットバッグの作り方

*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

持ち手を結ぶ位置や結び方で、3通りのシルエットが楽しめるバッグです。使った布は、ワイヤーアートのデザインがテキスタイルになった「HAyU fabric」シリーズの[Bird]。シーチングに刺繍が施されています。

デザイン・製作:杉野未央子


使用した布:(表布・持ち手)EGX-7709-1D
*こちらの布はオンラインショップで販売中です。(2023.04現在) 
 布の品番をクリックするとオンラインショップページがご覧頂けます。


材料:

  • 生地(表布・持ち手):100cm×40cm
  • 生地(裏布):40cm×56cm
  • キルト芯:5cm×1m
  • ハトメ:直径2cmを8組

サイズ:縦23cm 横(口側)38cm、(底側)30cm まち幅8cm

スリーシルエットバッグについて、杉野さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
刺繍で柄の表現がされているので、鳥と花が立体的に感じられ、ワイヤーアートならではの雰囲気が出ていて素敵!
黒地に鮮やかなブルーの糸が映えてとても美しいので、できるだけ大きい面で見えるようにしたいと思いました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
持ち手を長めに作ってハトメに通したので、結ぶ位置、結び方を変えることで、バッグのシルエットを変えることができます。持ち手にはキルト芯を挟んでふっくらさせたので、細いけれど柔らかくて持ちやすいです。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
ハトメは上からまっすぐ打ちつけることを心がけると綺麗に仕上がります。私もそうでしたが、ハトメは慣れないうちは不安でドキドキ。でもやってみると意外と簡単なので、ぜひやってみてくださいね。
内側にお好みの大きさでポケットをつけてもいいですね。

KF:コーディネートアドバイスをお願いします!
持ち手のひも端を1本ずつ結ぶと、持ち手が長くできるので、ショルダータイプにできます。2本まとめて結ぶときも、結ぶ位置によって形が変わるので、いろいろ試してみてくださいね。
3つのシルエットとして提案しましたが、ハンドルを通さないハトメがあってもいいし、お好きな位置に通してお好きな長さで結んで、ご自分なりのシルエットを見つけて楽しんで使っていただきたいです。

KF:杉野さん、どうもありがとうございました!スリーシルエットバッグの作り方プロセスも杉野さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。


スリーシルエットバッグの作り方

下準備

生地を寸法どおり裁断します。

1.

表布を中表で合わせて、底辺を縫い、縫い代を割ります。

2.

表布を中表で半分に折り、両脇辺を縫います。

3.

マチを8cmとって縫い、余分はカットします。

4.

裏袋も同様に作ります。

5.

底マチの縫い代を、表袋と裏袋とで縫い留めます。

6.

表袋を表に返します。

7.

表袋の口辺を1.3cm、裏袋の口辺を1cm裏へ折ります。

8.

裏袋が3㎜見える状態で口辺を一周縫います。

9.

持ち手布の両端を折り、さらに四つ折りしてアイロンをかけます。折り目がついたらキルト芯を挟んでもう一度折って縫います。

10.

本体にハトメを8つ取り付けます。

11.

持ち手をハトメに通して結びます。

12.

持ち手の通し方でバッグのシルエットが変わります。

◎裁ち方図とソーイングレシピ

◎PDFでもダウンロードできます
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