背もたれにも、座布団にもなる!2way防災頭巾カバーの作り方

*作品写真の無断転載はご遠慮ください。

多くの学校で新学期が始まる9月。9月1日の防災の日には避難訓練をした人も多いはず。防災意識が高まるこの時期に、スクールグッズとしてもメジャーな「防災頭巾カバー」を作ってみませんか?こちらのカバーは、背もたれにも、座布団にもなる2way仕様。使った布は「HOME DECO」シリーズのアニマル柄です。ほのぼのとした動物たちに見守られ、学校生活も楽しくなりそう。

デザイン・製作:武井聡美


使用した布:(本体前面・カバー布・ふた裏布)LGA-46010-1A


材料:
□生地(本体前面・カバー布・ふた裏布):100cm×60㎝
   (本体後ろ面(キルティング地)):47cm×39㎝
□ゴムテープ:幅2.5㎝を47㎝
□かばんテープ:幅2.5㎝を25㎝
□面ファスナー:幅2.5㎝を10㎝
□プラスチックスナップボタン:直径1.3㎝を1組


サイズ:縦35㎝ 横45㎝

防災頭巾カバーについて、武井さんにいろいろとお尋ねしました。
KF (コッカファブリック:以下、KF) 今回使った布の印象を教えてください。
動物がそれぞれニコっと微笑んでいるイラストがとてもかわいらしく、見ていて元気の出る生地だったのでスクールグッズに仕立ててみました。

KF:作品についての特徴や工夫した点は?
今まで防災頭巾カバーというと座布団タイプが主流でしたが、最近は背もたれタイプにもなる2way仕様のカバーが多いようです。
カバンテープで持ち手をつけることによって、子どもが持ち運ぶ際に持ちやすく、ゴム部分を振り回してゴムがびよーんとなりにくくなります。プラスチックスナップボタンをつけることによって椅子に軽く固定できます。

KF:実際に作るときのアドバイスをお願いします。
防災頭巾自体が座布団のようになっているので、厚みが気になる場合はキルティング生地ではなく全て普通生地で作ってもよさそうです。

KF:今回デザインした防災頭巾カバーのおすすめポイントをぜひ。
いざという時に子どもがさっと防災頭巾を取り出せるように、シンプルな作りですが機能的なデザインにしています。お気に入りの生地を使った手作りのカバーで、子供たちの学校生活がより明るく楽しくなるといいですね♪

KF:武井さん、どうもありがとうございました!防災頭巾カバーの作り方プロセスも武井さんに撮影していただきましたので、ぜひ、作り方シート(PDF)と合わせて参考にしてくださいね。


防災頭巾カバーの作り方

1.

生地を裁断します。キルティング生地のまわりはグルっとジグザグミシンをかけておきます。

2.

ふた裏布を画像のようにカットします。

3.

背もたれカバー布とふた裏布のカーブを同じようにカットします。ふた裏布の直線部分を1cm裏側に折って縫ってから、中表に縫い合わせます。

4.

3のカバー布の底部分(直線部分)を1cmの三つ折りにして端から0.7cmのところを縫います。

5.

キルティング生地と本体布の底部分を中表に縫い合わせます。

6.

5の縫い代を片側に倒し、表から押さえミシン(0.7cm)をかけます。

7.

口部分を1cm2cmの三つ折りにして縫い留めます。

8.

平ゴムを仮縫いします。端から0.5cm部分。

9.

本体を広げ、キルティング生地の上に背もたれカバー布を置きます。

10.

キルティング生地の口部分は厚みが重ならないように、このように置きます。カバー布を置いたら本体を中表に折り、左右の脇を縫い留めます。端から1cm。

11.

本体とふた部分を表に返し、ふた部分は表からステッチをかけます。キルティング生地の口部分も背もたれカバー布に縫いつけます。ふたのカーブは3か所ぐらい切り込みを入れるときれいにカーブがでます。

12.

面ファスナーを縫いつけます。

13.

持ち手のカバンテープとプラスチックスナップボタンをつけます。完成!

◎裁ち方図とソーイングレシピ

◎PDFでもダウンロードできます
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