直径2cm足らずの小さなケーキは、編み物作家、with ink.のイトウスミさんの作品です。
「日常をちょっと幸せにするかわいいもの」。
そんなコンセプトで作品を生み出しているイトウさん。かわいさがぎゅっとつまった小さな世界を、糸一本でここまで表現できるなんて素敵ですね。
写真のいちごとブルーベリーのケーキは、土台部分は同じ編み図。20番のレース糸をかぎ針0号で編んでいます。
金具をつけてストラップにしたり、バッグチャームにしたり、使い方はいろいろです。長いチェーンをつけたら、ネックレスのペンダントヘッドにもなります。携帯ストラップをつけられないスマホ利用者の間では、イヤホンジャックのアクセサリーとして楽しんでいる人もいるようですよ。
「11月中旬にフランスの手芸雑誌「marie claire idees』が主催する手芸見本市、サボワール・フェールに参加しました。友人のブースに少しだけ作品を展示させていただきました」(イトウさん)
パリで開催された見本市は、一般のお客様も作品を購入したり、ワークショップに参加できたりする、楽しい手芸の祭典です。フランス中から手芸好きが集まる会場は、熱気ムンムン。たくさんの手芸品が並ぶ会場で、日本人ならではの繊細さで可愛く仕立てたイトウさんのニット小物に、パリのマダムもびっくり。あれこれと質問が飛び交う場面もあったそう。
海を越えて、パリのマダムたちにも、小さな幸せをおすそわけ–。
イトウさんのブログには、そのときの様子が詳しく綴られています。
イトウスミさんのブログ「手作り大好き ひとりごと」はこちら
http://plaza.rakuten.co.jp/withink/