雲ひとつない青空が広がった金曜日。いちはやく春の訪れを感じながら、「第3回 ちっちゃい.展」に足を運びました。会場は東急東横線・都立大学駅からほど近いGallery KOMPIS。
主催はちっちゃいものが大好きなハンドメイド作家が集まった“ちっちゃいものくらぶ”。今回は総勢16名もの作家の作品が一堂に会しました。布雑貨、プリザーブドフラワー、レース編みのアクセサリーなど、会場には、ちいさいものがいっぱい。それぞれ趣向を凝らしたディスプレイでお客様をお迎えしていました。
まず探したのは、コッカファブリックのcraft&sewingでおなじみの田巻由衣さんの作品。
田巻さんは、2015年最もビューの多かった作品1位に輝いたワイヤーポーチを作ってくれた作家さんです。彼女の作品の代表作ともいえるシューズ形プチポーチが、ありました、ありました。
ストライプやドットなど、定番のプリント地はグレイやネイビーのシックなトーン。リボンのチャームでちょっぴり可愛らしさをプラスするさじ加減はさすがのセンスです。リップクリームやお薬などを入れるのにちょうどよいサイズ。ナスカンつきなのでバッグチャームにもなります。
こちらは革のミニチュア・アクセサリーを作っているnap*さんの作品です。
nap*さんといえば、”革のちっちゃい靴”が代表作。今回の展示でもファンの期待どおり、たくさんの“革靴”がお目見えしていました。フェミニンな大人靴からアウトドア系のざっくりサンダルまで、バリエーションの豊かさに感服。ひとつずつ集めてコレクションボードを作りたくなります。
ディスプレイの素晴らしさに思わず釘付けになってしまったのは、a piece of dreamのhanaさんのコーナー。
植物を育てたり、飾ったりするのが大好きだというhanaさん。Green雑貨と名付けられたその作品たちの、なんと美しいこと! 多肉植物のアレンジメントにちょこっとちいさなクラフトがプラスされていたり……。作ることが大好き!というhanaさんの楽しい気持ちが伝わってきます。
手前に飾られているのは、“野の花アクセサリー”。お庭に咲いた花やお散歩中に出会った花などを押し花やドライフラワーにしてアクセサリーに仕立てているそう。hanaさんの手によって引き寄せられた植物のパワーがぎゅっとつまった素敵な作品たち。身につけるだけで、そばにあるだけで、元気をもらえそうですね。
”お花×ちっちゃい”の相性の良さを改めて実感できるのも「ちっちゃい.展」ならではの楽しみです。こちらは、フラワー雑貨・アクセサリーを作っているfu~ren*(フーレン)のasukaさんと、食器や小物が大人気の陶器の作家、mika hiranoさんとのコラボ作品。
花材選びのひとつひとつにasukaさんのお人柄が感じられるやさしいトーンのアレンジメント。忙しく過ぎていく日々のなかで、つい忘れがちな穏やかな気持ちを思い出させてくれそうです。
こちらのマチ針は、ガラス雑貨の彩り工房・澤(たく)さんの作品。ちっちゃなピンクッションはtournesol*のSatominさんの作品です。
ガラスを溶かして雑貨やアクセサリーを作っている澤さん。独学で覚えたというから驚きです。動物や小鳥、スイーツなど種類もいろいろ。こんなに可愛いマチ針があったら、毎日のお裁縫も楽しくなりそうですね。バッグ型のピンクッションも小花柄のプリントがとってもキュート。「マチ針を刺して飾っておくのに楽しくなるような、そんな布合わせをしてみました」とSatominさん。
会場には、まだまだちいさくて素敵なものがたくさん。
気になる方は、ぜひちっちゃいものくらぶのブログを見てみてくださいね。今回参加した16名の作家さんのプロフィールが紹介されています。
ちっちゃいものくらぶのブログ:http://chicchaine.exblog.jp/25003397/
「第3回 ちっちゃい.展」は、3月4日(金)、5日(土)の2日間。5日は午後16時までの開催です。