FABRIC CARAVAN BY YURTAO

旅で出会った景色や感動をつめて

今週ご紹介するのは、オリジナルテキスタイルで作る洋服とバッグのブランド、「YURTAO(ユルタオ)」のテキスタイルデザイナー、木下桃子さんがデザインした「FABRIC CARAVAN BY YURTAO」。
 色んな国の色んな布を見るためにたくさん旅もしてきたという木下さん。このシリーズには、今までの旅で出会った景色や感動をつめたそう。
「民族衣装や民族布の美しさは、例えば花嫁衣装として何年もかけて糸をつむぎ、染めて、織って、刺繍して一枚の布を作るように、資本主義の世の中では到底作れないような、かけた時間の多さ、手数の多さからくる美しさがあります。そして、母から子へと受け継がれてきた伝統の文様や様式があります。文様は彼らが暮らす自然の中から生まれたものです。
 国や地域を問わず、太古から人々は自然から受けたイマジネーションを柄としてテキスタイルに写してきました。それらは普遍的で力強く、今よりもっと密に自然と関わっていた時代から、脈々と受け継がれる人間の本能を感じさせてくれます。
 例えば、雨が降る。葉っぱが重なっている。蔦が伸びる。水が流れる。太陽が輝く、など。
 当たり前で、でも大切な事を、なるべくシンプルに布に写す事ができたらと思いながら制作を続けています。緑の棚田に佇むピンクの衣服をまとったあの日の彼女達の姿のように、周囲の風景からパッと目をひくような色の鮮やかさも大切にしました。
 FABRIC CARAVANを手に取ってくださる方に少しでも私が旅から得た感動をお裾分けする事ができたら幸いです」(木下さん)

TSUKI TO AME JG50700-1 綿麻キャンバス
JG50700-1_1JG50700-1_2

山、月、雨の重なった柄。こちらはYURUTAOでも人気の定番柄をアレンジしました。

HAPPA JG50710-1 綿麻シーチング
JG50710-1_1JG50710-1_2

葉っぱが重なり合った柄。綿麻シーチングで、洋服からバッグまで幅広い用途でお使いいただけます。

KUKI TO TANE JG50720-1 綿麻キャンバス
JG50720-1_1JG50720-1_2

茎がまっすぐに伸びていく様子を描いた柄です。ピンクは蛍光顔料、白は白顔料、ゴールドには金ラメと、配色ごとに表情の違いをお楽しみいただけます。

HOSHIZORA JG50730-1 綿麻キャンバス
JG50730-1_1JG50730-1_2

刺繍で表現した星空の柄。FABRIC CARAVAN BY YURTAOらしい配色が魅力的なテキスタイルは、バッグや小物作りに最適です。
刺繍生地は、生地の染め色、糸色の組み合わせ一つ一つにこだわって、国内の工場で制作しました。